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パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!

こんにちは!こじろうです!今回でパーソナルトレーニングジム特集3回目となります。今までのPART1&2では、以下のことをご紹介してきました。

●PART1
パーソナルトレーニングジムに入会を考えている方に向けて、そもそもパーソナルトレーニングジムとはどんなジムなのか?

●PART2
実際のトレーニングや食事指導の内容について

本題である今回は…タイトルの通り「パーソナルトレーナーの仕事の裏側」をご紹介していきます!パーソナルトレーナーは普段どんなことを考えて、何をしているんでしょうか?まさか、鳥のささみ&ブロッコリーのことばっかり考えている。なんて思ってませんよね?(笑)

お客さまの目的を達成するために、トレーナーがやることは実はたくさんあります!(トレーニング指導だけではないのです)

今回の記事では、理想の身体に近づくためのヒントも散りばめられているので、パーソナルトレーニングジムにまだ通ったことが無い人や、自己流でがんばっているけどなかなか結果がでない人、また、これからパーソナルトレーナーになろう!としている皆さんもぜひご覧ください。

それでは、私こじろうの勤めているBodyBaseを例にパーソナルトレーナーの裏の顔を覗いてみましょう!👀

トレーナーの1日はまず店舗のオープン作業から始まります。メールをチェックしたり、清掃したり、ロッカー準備したり・・・オープン作業が終わったら、営業開始までに当日予約が入っているセッションの準備をします。

この準備というのは、トレーニングプランの作成はもちろん、その日のお客様に「聞きたいこと・伝えたいことの整理」も含まれています。これらの情報はタブレットの中の【カルテ】に全て記載されております👇

もう少し詳細にカルテの情報をご紹介すると、、、

・お客様のプランである「目的・目標」

・パーソナル面である「お客さまの内面的部分(性格、価値観、感性)の特徴」

・当日のトレーニングメニュー

・前回セッションの記録

・食事(栄養)への取り組み内容

等々が書かれています。これらの情報を全て組み合わせて当日のトレーニングメニューを作成していきます。

 

トレーニングメニューを考えるにあたって

当日のトレーニングメニューを考えるにあたって重要となるのは、お客さまの「現在地と、そこに至るまでの道のり」です。つまり、どのぐらい目標達成に近づいているか、その過程はどうだったか?というような点です。

 

👤Aさんの場合(来店2ヶ月目、ボディメイク)

目標を達成するには、質・量ともにハードにトレーニングをしたい。ただし、身体機能の評価をした結果、身体が硬くて正しいフォーム(=実践しているトレーニングの”効果を最大限に高められる”姿勢)でトレーニングができない可能性がありました。そのため、最初の1ヶ月目はしっかりと柔軟性を獲得しながら、トレーニングは簡単な種目から実施しました。

その結果、来店2ヶ月目となる今は、消費量をアップさせるために強度が高いトレーニングができる身体を目指せるまでに移行することができました。

このような考え方は食事(栄養)指導においても同様です。炭水化物よりも脂質(炭水化物と比較してカロリーが倍)の量が気になるので、お米を減らすより、揚げ物を減らすことから始めよう。ただ、Aさんは揚げ物が好きで週6回も食べている。いきなり週1回にするのはストレスが大きすぎるので、まずは週3回に減らすところから。そこをクリアした2ヶ月目は、週1〜2回に減らすことにチャレンジ(提案)して正しい食生活をより意識づける。というようなプランです。

また、運動にしろ、食事にしろ、お客さまの性格面を考慮することも重要です。「とことんストイックにやりたい」という方には負荷の高いトレーニングを積極的に実施する。逆に「キツいのはあまり好きじゃない」という方には、いきなり負荷をかけずに一歩ずつゆっくりクリアしてもらう。このように、お客さまの内面的な部分に寄り添った取り組み方を提案します。

もちろんストイックに取り組んだ方が早く結果はでます。しかし、それよりも重要なことがあります。それは【継続して運動と食事を取り組むこと】です。

そのためには、目の前にいるお客様にとって適切なプランを立てるように日々意識する。これだけの情報をまとめるとなると、1セッション(=60分)に対して、数時間の準備を要することもあるので、時間が足りない場合は前日などの空き時間を使うことも少なくありません。

 

セッションでのスタンス

トレーニングメニューの組み立てが終わると、いよいよセッションです。事前に立てたメニューを基にトレーニングを進めていくのですが、ここでもただメニュー通りにするわけではありません。

トレーニングが始まる前には、体調のチェックをします。「今日の体調はどうですか?」という質問に対して、例えば「仕事が忙しくて疲れている」「たくさん歩いて腰が痛い」などの話があれば、トレーナーは「今日は負荷が軽めのトレーニング種目に変更しよう」だったり「最初に腰の張りを和らげるメニューを追加しよう」などを考えています。

体調に問題が無くメニュー通りに進んでいた場合でも、お客さまから身体や食事に対して質問があった場合は、途中からでもメニューを変更したり、トレーニングを一度ストップして食事の提案をしたりします。トレーニングメニューを正確に実施することは大切ですが、お客さまのその日その時に合わせた対応ができるように準備しておくことも、我々パーソナルトレーナーの役割だと考えています。

セッション終了後は、お客様に提供したトレーニングメニューやお客さまの状況を振り返り、課題を洗い出して次回に備えます。また、他の担当トレーナー、場合によっては他店舗のトレーナーとも連携・相談し、あらゆる視点から改善策を模索していくことも多々あります。

適切なトレーニングは「机上のプラン+セッション」、さらにはお客様とのコミュニケーションを通じて、ようやく出来上がっていくのです。

 

お客さまのストーリーを考え、ともに歩むこと

他にも適切なプランを作成するために大事なことがあります。お客さまの声にしっかりと耳を傾け、お客さまの「真の目的」を知ることです。

ダイエットを例にしてPART1の記事でもお話をしましたが、目的=ダイエットと設定することは少ないのです。ダイエットと一言にいっても単に痩せたい(体重を落としたい)という単純な理由だけにはとどまらないからです。

・ボディラインをきれいに見せたい。
・シェイプアップをしたい(女性であれば例えば、太ももの引き締め)
・引き締めつつ筋肉をつけたい(男性であれば例えば、胸の筋肉の肥大)

etc...

ダイエットとは目的を達成する手段にしか過ぎず、実際には

「若い頃に着ていたズボンをもう一度履きたい!」
「Tシャツを着た時に男らしいと思われる体型になりたい!」

といったような、真の目的が隠れているケースが多いのです。これは、お客さま自身も気づいていないケースが多く、我々パーソナルトレーナーと日々コミュニケーションをとる中でお客さま自身が本当になりたい姿は何か?に気づくことがあります。

あたりまえのことかもしれませんが、この「真の目的」をしっかりと見据えることで、ゴールまでの道のり、つまりはお客さまの未来予想図となる一連の「ストーリーをしっかり描く」ことができるのです。

先ほどまでは「現在地となるセッション」までの話にフォーカスして書きましたが、この未来に至るまでのストーリーをしっかりと描き「パートナーとして”とともに歩む”」ことができるトレーナーこそ、優れたパーソナルトレーナーであると考えています。

お客さまの様々な状況を踏まえ、このストーリーも常々変化させていかなければならない。そこがとても難しいのですが...^^;

いかがでしょうか?意外とトレーナーも色んなこと考えていると思いませんか?笑
「パーソナルトレーナーの仕事=カラダを使うこと」と思われがちですが、実は「頭を使っている時間の方が圧倒的に多い」のです。

 

知識と技術の習得

パーソナルトレーナーとしての仕事はそれ以外にもたくさんあります。店舗の運営業務はもちろん、勉強をしていたり、自主的にトレーニングをしたり...

トレーナー自身がトレーニングをする理由とは何でしょうか?「お客様に指導をする以上、説得力のある身体を作るため」。もちろんそれもありますが「自分の身体で試すことによって、そのリアルな体験をお客様に還元できるから」という理由もあります。ある種、自分を使った人体実験のようなものです(笑)が、この経験は教科書から得る知識よりも、断然目の前のお客様に役立つ情報となるのです。

また、フィットネス業界では知識をはじめとする様々な情報が常に新しくなります。長年正しいと思っていたことがある時に突然くつがえる。というようなことも珍しくありません。情報をアップデートすることこそ、お客さまのプランづくりや運動、食事指導の原点となるので、知識や技術の習得も欠かさずにおこなっています。

 

まとめ

今回ご紹介したようなパーソナルトレーナーの仕事の根底には、世のトレーナーそれぞれが考える「行動指針」のようなものがあるかと思います。

パーソナルジム(会社)、トレーナーによって考え方の違いはあれど、
共通することは、
👉いくらトレーナーだけが頑張っても【お客さま自身の継続的な実行がなければ結果はでない】という点です。自分を変えるのはお客さま自身でしか成しえず、トレーナーができるのことはサポートだけなのです。

だからこそ【お客さまの気持ちに寄り添う】【お客さまの本気・継続していく気持ちを引き出す】ということがトレーナーの仕事としてとても大切であり、大きなウエイトを占めると考えています。

以上「パーソナルトレーナーの仕事の裏側」のご紹介でした。参考になる点はありましたでしょうか?この記事をきっかけに、少しでもパーソナルトレーニングに興味を持っていただけたら幸いです(興味を持った方はその勢いで近くのパーソナルジムを探しちゃいましょう!🔍)

皆さんにより良いトレーニングライフが訪れますように!ご精読ありがとうございました。

 

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