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トレーニングチューブを使って自宅で本格トレーニングを!!

皆さんこんにちは!こーへ―です!

この記事を読んで下さっているということは、「身体がなまってきている」「たるんできている」と感じている方も多いのではないでしょうか。歳を重ねて運動が少なくなると、昔の引き締まった身体から遠ざかっていく…のを感じますよね。そんな今のたるんだ体を引き締めて、あわよくば筋肉のついた”かっこいい体”になりたい!!という方も多いかと思います。

ただ、ジムで運動やトレーニングをするのはちょっと…
今回はそんな方々のために、チューブを使った本格トレーニングを5つご紹介いたします!

トレーニングチューブの写真

 

トレーニングチューブの3つのメリット

今回ご紹介するトレーニングチューブ、使い方はとってもシンプルで、両手で引っ張ったり、足で固定して使ったりするだけです。

使い方次第で全身を鍛えることができますし、負荷も簡単に調整できる超便利アイテムです!!今は自重でトレーニングをされている方も、トレーニングチューブがあるだけでトレーニングのバリエーションが増えますので非常にオススメです!!

ということで、まずはトレーニングチューブのメリットからお伝えしてまいります。

 

メリット① 負荷の調整がしやすく、怪我がしにくい

下の写真のように、トレーニングチューブは持つ位置や動かす範囲を変えるだけで、簡単に負荷を調整することが出来ます。

負荷を比較する写真

また、動作中に無理を感じたら、すぐに負荷を微調整できるので怪我を未然に防ぎやすいというのもメリットです。

 

メリット② 場所を選ばずトレーニングができる

トレーニングチューブは非常にコンパクトなので、ご自宅で筋トレをする方の弊害になる「スペース問題」を解決できます。

トレーニングチューブをリュックに入れる写真

また、出張や旅行などの出先でもトレーニングをしたい!!という方にとっても、持ち運びしやすいトレーニングチューブなら、バッグに入れて持っていくことができる!というのもメリットですね。

 

メリット③ 筋トレ初級者にも取り組みやすい

トレーニングチューブは負荷が調整しやすい一方で、ダンベルなどの重りを使ったトレーニングに比べると、筋肉をつけるという面では、どうしても負荷が劣ります。

ただし!! 強い負荷がかかる事が無いというのは、捉え方を変えると、難易度が低く、初級者でも取り組みやすいということです。

ですので、筋トレ初心者の方は、まずはトレーニングチューブから初めて、慣れてきたらダンベルやバーベルでの強い負荷がかかる筋トレに移行するという流れもオススメです。

 ~筋肉をつけ体を逞しくしたい方は~ 筋肉は、強い負荷に対して筋肉をつけて対抗しようという性質があります。そのため、トレーニングチューブよりも、重さを上げていけるダンベルの方が高負荷をかけることができ効率的となります。

 

オススメ!!トレーニングチューブ&トレーニング

一言にトレーニングチューブといっても、バンドタイプやひも状の物など、用途によって様々な種類があります。筋トレをする場合に使い勝手が良くオススメなのが、下記のような「ハンドル+チューブ複数本セット」の物です。

ハンドルとチューブ複数本セットの写真

※ちなみに写真の物は、以下のAmazonで購入しました。広告ではありませんので、これ以外のチューブセットでもOKです!!
👉Amazon | TheFitLife トレーニングチューブ チューブ トレーニング 筋トレチューブ(50kg) | TheFitLife | ストラップ

それぞれのチューブの太さが異なっており、組み合わせによっても負荷を調整できるので、このタイプさえあれば、基本的には問題なしです!

ということで、次の章からはトレーニングチューブを使った、オススメの部位別トレーニングをご紹介してまいります。

 

1.胸板をつくる!!

①.トレーニングチューブが背中側に来るようにしてハンドルを握り、拳が胸の前くらいに来るように肘を曲げ、胸を張る

②.胸を張りながら、両方の肘を伸ばす

これを繰り返しましょう。

胸板をつくるトレーニング写真

【注意点】肘を伸ばした時に、背中が丸まらないようにしましょう。

【回数】15~20回くらい✕3セットを目安に

 

2.広い背中をつくる!!

①.膝を軽く曲げ、お辞儀のポジションを作り、足でトレーニングチューブを踏む

②.胸を張りながら、ハンドルをお腹側に引く

これをを繰り返しましょう。

広い背中をつくるトレーニング写真

【注意点】ハンドルを引いた時に、背中が丸まらないように注意しましょう。

【回数】15~20回くらい✕3セットを目安に

 

3.肩幅を広くする!!

①.足を腰幅に開き、トレーニングチューブ踏む

②肩からハンドルまでが水平になるところまで引き上げる

これを繰り返しましょう。

肩幅を広くするトレーニング写真

【注意点】ハンドルを引き上げた時に、肩がすくまないように注意しましょう

【回数】15~20回くらい✕3セットを目安に

 

4.力こぶをつくる!!

①.足を腰幅に開き、トレーニングチューブを踏み、ろっ骨に肘を添える

②.力こぶを作るイメージで肘を曲げる

これを繰り返しましょう。

力こぶをつくるトレーニング写真

【注意点】肘を曲げた時に、腰を反らないように注意しましょう

【回数】15~20回くらい✕3セットを目安に

 

5.下半身の筋肉を強化&脂肪を燃焼しよう!!

①.足を肩幅に開き、トレーニングチューブを踏む

②.椅子に座るイメージでスクワットをする

これを繰り返しましょう。下半身のトレーニングは脂肪燃焼効果も高いのでダイエットにもオススメです。

下半身をトレーニングする写真

【注意点】スクワットをした時に、背中が丸まらないように注意しましょう

【回数】15~20回くらい✕3セットを目安に

 

以上、5つのメニューのご紹介でした。回数は10~15回と記載しましたが、できそうであればそれ以上行っても良いです!トレーニングチューブは負荷がかかり過ぎないので、ご自宅でトレーニングをするにはピッタリ。

皆さんもトレーニングチューブで、本格トレーニングをぜひやってみて下さい!!

 

~関連する記事~

胸が下がる原因とバストアップに必要なトレーニングを解説 ~女性必見!!~

皆さんこんにちは!
ななねぇです!

突然ですが女性の皆さん!!
最近、このようなことを感じませんか?

・10代20代の頃のハリ感ある胸ではなくなってきた

・子供の卒乳後、胸の位置が下がってきた

・胸の上の方の厚みがなくなってきた

女性にとってバストの悩みは尽きないですよね...! 

今日はそんな悩みを持つ女性のために、ななねえがバストアップのあれこれにいてご紹介していきます!最後にバストアップトレーニングもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

バストを支えている2つの筋肉 

初めに、バストを支えている筋肉からお伝えしていきます!
主な筋肉は、大胸筋・小胸筋の2つです。

大胸筋と小胸筋の位置

大胸筋は、いわゆるの部分に付いています。(鎖骨側が上部繊維、真ん中が中部繊維、みぞおちラインが下部繊維) 

この大胸筋を鍛えることにより、
・バストを持ち上げ垂れないようにしてくれたり

・外に流れないように中央に寄せシルエットをきれいにしてくれたり

・バストラインを整えてくれたり

いろんなメリットがあります!

小胸筋は肩甲骨からバストトップの方へ向かって肋骨に付いていて、小胸筋を鍛えると、バスト全体を上へ持ち上げてくれる!!メリットがあります。

両方の筋肉に共通している‘‘持ち上げる‘‘という役割は、バストが重力に逆らうことなので、女性らしいシルエットを保つためには大胸筋・小胸筋ともに重要という事ですね!

 

なぜバストは下がるのか!?

続いては、そもそもなぜバストは垂れてしまうのか?についてお話をしていきます。

大胸筋・小胸筋は、重力に逆らいバストを支えてくれている土台となる部分のため、土台となる胸の筋肉が使われていないとバストも下がっていきます...!!!

筋肉が使われなくなる要因には、猫背等の姿勢不良により、大胸筋・小胸筋が「硬くなってしまう」などが挙げられます。 猫背の写真

なので、姿勢改善(+適度なトレーニング)により、きれいなバストを手に入れる事ができます。 逆に言うと、トレーニングを一時的に行いバストアップできたとしても、普段の姿勢が悪ければバストは元の下がった状態に戻ります・・・(涙) 

姿勢改善もして、ずっときれいなバストを手に入れたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!Let‘s Tap!!!! 

 

自宅でできるバストアップトレーニングのご紹介 

それではお待ちかね!
自宅でできるトレーニング3つを紹介していきます!

今回ご紹介するトレーニングは、大胸筋・小胸筋ともに鍛えることができますので、おススメです!

 

■プッシュアップ 

いわゆる腕立て伏せです。 
え、床で腕立て伏せなんて無理!と思った方、 いらっしゃいますよね? 

そのような女性でも(勿論男性でも♡)やりやすいように、強度低めのバージョンのやり方をご紹介します!

☆A.強度低め☆ 傾斜有りプッシュアップ(インクラインプッシュアップ) 
私も自宅でよくやるんですが【台所】の安定感を利用して腕立てを行っていきます! 
腕立て伏せをやったことがない、できた試しがない方、運動不足の方にもぴったりの種目になります。  

ちなみに、私が担当する方にはこの種目を結構な確率でおすすめしていますが、 手軽でやりやすい!とおっしゃる主婦が続出してます!!!笑  

やり方
①スタートポジションづくり

・台所の縁に肩幅より少し広めに手をセッティングします 。

・次に、セットしたところから肘を曲げバストトップを台所の縁に近づける。
近づけた時に、体が一直線になっているか確認し、一直線でない場合は足の位置をずらして一直線になるように調整します。スタートポジション体勢の写真

これでスタートポジションのセット完了!
後は、以下の②③の順番で行えば完璧です!

肩甲骨を寄せるようにバストトップを台所の縁に近づけます。 
この時、胸の伸び感を感じれていればよりgood!プッシュアップする写真

③台所の縁を押しながら胸を縮めるようにスタートポジションに戻り、繰り返し動作を行っていく。胸を縮めるようなイメージでスタートポジションに戻る写真

まずは、10回から始めましょう!

たったこれだけ! 
ほんとに簡単、且つ台所なので調理中に、何なら煮込んでいる間にできちゃいます。 
筋力に自信がない方は、まずはこの傾斜有りのプッシュアップを実施してみて下さい!

 

★B.強度高め★ 膝つきプッシュアップ(ニーリングプッシュアップ)  
Aよりも、体が床とが平行に近づくため、お腹も一緒に鍛えられます!
Aでは物足りない!お腹も気になっている/という方は、ぜひこれもお試しください!

やり方
画像のような体制になり手幅は肩より少し広めにセッティングします。
これでスタートポジションのセット完了です!スタートポジション体勢の写真

②肩甲骨を寄せるように胸を床に近づけていきましょう。この時胸の伸び感を感じられていればよりgood!肩甲骨を寄せて胸を床に近づける写真

③床を押しながら、胸を縮めるようにスタートポジションに戻り、繰り返し動作を行っていく。スタートポジションに戻る写真

まずは10回チャレンジ! 
余裕があれば2セット目、3セット目まで行ってみましょう! 

 

■ダンベルフライ(座ったまま、ゴムバンド使用) 

本来なら、ダンベルを持ち仰向けで寝て行う種目ですが、今回は自宅でやりやすいよう座ったままでゴムバンドを使い行っていきます。 

ダンベルで行うより、ゴムバンドの方が難易度が低いのでやりやすいですよ!(ゴムバンドをお持ちでない方は、、、そんなに高くないので、ぜひ ネットで検索して購入しましょう!!色んなトレーニングで使える便利ものですよ)

やり方
あぐらの状態で背筋をまっすぐ伸ばしたまま、両手でゴムバンドの端を持ち肩甲骨の下あたりに来るようにゴムバンドを当てる。スタートポジション。あぐらでゴムを肩甲骨にあてる写真

胸の前で拳同士がくっつくように両手を近づける。
この時、胸の谷間を作るような意識で! 拳を近づけてゴムバンドをひっぱる写真

ゴムバンドに負けないように”ゆっくり”スタートポジションに戻る 。

これを103セット行っていきましょう! 

 

最後に。。。

皆さん、できました? 
できた方は徐々に回数、又はセット数を増やしてみてください! 
できなかった方は、焦らずできる回数、セット数で繰り返しやってみてくださいね。 

歳を重ねても女性らしいシルエットを手に入れるために一緒に頑張りましょう! 

以上、ななねぇでした!

ななねぇのバストアップ写真

 

~関連する記事~

本年もよろしくお願いいたします ~今年の抱負~

皆様こんにちは!ハピネスライターのおしゅり・ななねぇ・たっちーです。

ご挨拶が遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます!(^^)!
本年もよろしくお願いいたします。

昨年の12月から始めて早1年。時間が経つのはあっという間ですね…。我々ハピネスライターは、皆様のライフスタイルがより豊かなものになるよう、今年もこれまで以上に!!カラダに対するお役立ち情報をたくさんお届けしてまいります!

ところで、皆さんは、2023年の目標は何か決めましたか?
1年の初めに目標を決めることで、その一年をどのように過ごしていくべきかが定まると思いますので、まだ決めていない!という方はぜひ考えてみてはいかがでしょうか?

ということで、、、
今回はライターのみんなにも「どんな1年にしたいか?」今年の抱負を聞いてみました!

 

おしゅり
2023年は...考えて行動する年!
昨年は、考えるばかりで行動まで移すことが少なかったので、今年は勇気を出して行動していきます!

 

たっちー
2023年は...スキンケアの年!
今年は、スキンケアを習慣化して美肌男子になりたいです!

 

ななねぇ
2023年は...美容の年!
歳を重ねるごとに自分磨きを頑張ります!

 

ほっしー
2023年は...本を読む年!
ここ数年本を読むことから離れていたので、1年を通して様々な分野の本を読みたいです!年末年始用に新しい本を5冊購入しました♪

 

たくにぃ
2023年は...バランスの年!
昨年は年末に体調を崩してしまったので、2023年は【トレーニング】【栄養】【休養】のバランスを見直して、体調を崩すことなく、よりエネルギッシュに駆け抜けていきます!

 

にっしー
2023年は...子育ての年!
育休に突入して二児のパパとして子育てを頑張ります。独身の皆さん、育児は産まれてから30日間が大事だそうですよ!そこで家事育児のレベルを上げれないと奥様が病むそうです。


こじろう
2023年は...考える年!
物事を深くまで考えて、本質を捉える力をもっとつけたいです!
写真は一休さんの考えるポーズです!(笑)


えりぽん
2023年は...ストレッチ&健康の年!
産後の痩せ具合で大会に出たい!と思っています!
頑張れ自分!笑


やね
2023年は...バランスの年!
インプット-アウトプット、挑戦-休息などのバランスを意識して過ごしていきたいと思います!


こーへー
2023年は...安全にトレーニングの年!!
ケガをせず安全第一でトレーニングが出来るよう、ボディメンテナンスをさぼらないようにします。


けんけん
2023年は...バルクアップの年
昨年は、絞りをテーマにしてほぼ一年中減量していたので、今年はバルクアップをテーマに増量を頑張ろうと思います!


さち
2023年は...チャレンジの年!
まずは去年から少しずつ練習している懸垂ができるようチャレンジします!
他にも色々なことに積極的にチャレンジしていきたいと思います!


はぎー
2023年は...ベンチプレスの年!
ベンチプレスの技術を向上させて、MAX90kgを目指します!


以上、ハピネスライター13名の目標でした!
今年の終わりに、どのくらい目標が達成できたか聞いてみるのも面白そうですね...笑

まぁ、冗談はさておき....!!

今年も様々な記事を公開してまいりますで、引き続きハピネスを宜しくお願いいたします!

パーソナルトレーニングジムとしてのあるべき姿を考える ~私たちの想い~

みなさん、こんにちはハピネス編集長のおしゅりこと「藤野」です。パーソナルトレーニングジム特集の最終回となる今回のテーマは「パーソナルトレーニングジムとしてのあるべき姿を考える」です。

コロナ禍以降、街には多くのパーソナルトレーニングジムが存在し、業界がいっそうと盛り上がっています。

一方で、そもそもパーソナルトレーニングとは何者なのか?の定義も定まらぬままに突き進んでいるのも残念ながら事実です。

業界が激動する今、私たちBodyBase、ひいてはパーソナルトレーニングジム業界はどうあるべきか?チーフトレーナーのほっしーこと「星野トレーナー」と、たくにぃこと「関トレーナー」のお二人に話しを聞きました。

今回の記事はハピネスの中でも一番真面目な内容かもしれません(笑)読者の皆さんに向けて!というよりかは、私たちパーソナルトレーニングジムBodyBaseとしての想い、いわば決意表明という側面が強く、内輪の話が多くなっている点、何卒ご了承ください。
※2024年9月更新・再掲載

藤野:さっそくですが、星野さん、関さん、本日はよろしくお願いします。まずは昔の話をお伺いさせてください。業界のリーディングカンパニーとも言えるライザップさんの1号店がオープンしたのが2012年と言われていますので、BodyBaseの創業はそれよりも前になります。当時のパーソナルトレーニングとはどんな感じだったのでしょうか?

 

星野:「パーソナルトレーニング」という言葉の認知は低かったですね。というよりか無かったですね。ある意味、フィットネスクラブの延長であり、お客さまにとっては「トレーニングのやり方を教えてもらえる場所」というくらいの感覚だったかもしれません。

 

関:「パーソナルトレーニング」という言葉が浸透したのは、やはりライザップさんが発した功績は大きいですよね。単に言葉が浸透しただけでなく「カラダを変えることができるサービス」という具体的なイメージが定着したのも大きいと思います。

 

藤野:世に強烈なインパクトを与えましたよね。そうなるとBodyBaseとしても「結果を出す」という点が問われたと思うのですが、その部分への対応はどうだったのでしょうか?


星野:正直、当時は結果への意識が弱かったかもしれません。もちろんトレーニング指導の勉強はしっかりしていましたし、入社から数年が経つとそれなりに経験も備わりました。ですので、正しいトレーニング指導、食事指導さえ提供できていれば良い、「結果は自ずと付いてくるもの」という意識過剰な面もあったかもしれません。

関:それはありますよね。適切で効果的な運動トレーニングに繋げるために、お客さまの現在の身体機能を評価し改善する仕組みをBodyBaseに取り入れた面は大きいと思いますし、出せる結果の幅は広がりました。ただ、それはあくまでも手段、武器の一つであって、お客さまが求める結果に直接的に結び付く訳ではないということです。

 

藤野:なるほど。でも、もう何年もBodyBaseに通われているお客さまも多くいるわけですから、自然と結果へと繋がったということではないのでしょうか?

 

星野:「自然と結果につながった」のか「たまたま結果につながった」のか、その紙一重なところをどう捉えるかですね。私は後者だと考えています。

「たまたまトレーニング指導がハマった」「たまたまお客さまが頑張ってくれた」というようなケースもあり、結果が出たお客さまの裏では「たまたま結果が出ずに離脱されたお客さまも多くいる」というこを反省すべきだと思っています。

 

藤野:たまたま。耳を伏せたくなる言葉ですね...では、この”たまたま”を必然に変えるにはどのように取り組めばよいのでしょうか?

 

関:たまたま結果が出ることは自分の中でもまだ多くあります。身体の根本から言うと、正直どんなトレーニングをしても何かしらのカラダの変化はでます。大事なことは、出た変化が自身が意図したこと、ひいてはお客さまが求めていることかどうかです。

例えば、Aというトレーニングアプローチに対して、出た変化は意図したことか?変化率はどうだったか?どうしてそうなったのか?等々を一つ一つ紐解くことを今でもおこなっています。トレーニングの原理原則に立ち返り、分からないことがあれば勉強する、周りのトレーナーに聞く、セミナーに参加してみるというような解決型アクションが重要で、その積み重ねにより意図した結果に近づいてくると考えています。

 

お客さまのストーリーを描くことの意味

藤野:「お客さまが求めていることかどうか?」という話がありましたが、この点はBodyBaseの全トレーナーが強く意識している点だと思います。ここに至るまではどのような経緯だったのでしょうか?

 

星野:2017年に策定しHPや店舗で公開した「ミッション」の中の一つ「結果の追求」に向けて、お客さまが理想とするカラダをトレーナーが「プロデュース」していきましょう!と社内で掲げました。ただ、その後も「結果」の達成具合が思うように改善されない。つまり”たまたまの結果”の域をまだ脱しきれていなかったという状態でした。

👉私たちの想い・私たちの誓い|BodyBase ボディベース

この課題を突き詰めていくと、前回のPART3の記事でもご紹介した「お客さまの真の目的」は何のか?を知ることに行き着く。お客さまから「ダイエットして●Kg痩せたい」と言われ、トレーナーがその言葉を鵜呑みにして「目的=ダイエット/目標 = ●Kg減」と単純に設定しまう。これだとダメな訳です。そもそも(素人である)お客さまが具体期な目標を設定できるわけがありませんから。

初来店の時点で「目的は何ですか?」と聞いても答えられないお客さまが大半です。。

ただ、トレーナーが傾聴することで「成りたい姿や、改善したいカラダの状態」の背景を明確にすることができます。そのうえで、トレーナーが最適で誠実な目標を設定・提案しなければならない。「山は山でも、どの山に登りたいのか」を明確にする。パーソナルトレーナーとしてあたりまえのことですが、この点が弱かったと反省しています。

 

ストーリー、戦略、アクションでの構成

藤野:どの山に登るか?というのは、社内で掲げている「目的の深掘り」⇒「最終目標の設定・提案」という点ですね。そこから一人ひとりのお客さまへの「Story:ストーリー」「Strategy:戦略」「Action:アクション」(以下、SSA)をしっかりと考え、実行する。という現在の社内プロジェクトの取り組みに繋がったのでしょうか?

星野:まさにそうですね。基本に立ち返りましょうということです。登る山が明確になるのですから、我々トレーナーはナビゲーターとなりゴールとなる山頂を一緒に目指す。目先に集中してもらうのはお客さまだけでよく、我々トレーナーはセッション指導の60分だけに集中するわけにはいきません。

山頂に至るまでの具体的なルートを【ストーリー】と位置づけて描く。

お客さまのカラダの状態はもちろん、内面的な部分をも考慮した【戦略】をストーリーに付加していく。

その一歩一歩を実際の60分のセッションで【アクション】としてプロットし実行していく。

この基本となる取り組みを「SSA」と名付け、社内的な取り組みとして立ち上げました。

SSAプロジェクトの全体構造

質の高いストーリーづくりこそ、指導におけるベースです。単に「これをやってください」「あれをやっておいてください」では物足りない。これとあれをやることで”何に繋がっていくのか”。セッション時間はもちろん、ジム外で取り組んでもらうことを含めて、ストーリーがあるからこそ伝えることができ、お客さまに取り組んでもらうことにも繋がってくるのです。

 

SSAの見える化

藤野:ここまで多くの歳月をかけて「SSAという考え方」を全トレーナーに浸透させてきたわけですが、今後はどのようなことがポイントになるのでしょうか?

関:一朝一夕ではいかないことが良くわかりました...(笑)しかし、BodyBaseのサービスの根幹でもあるSSAの追求に終わりはありません。

SSAを個々が頭の中で描くだけでは限界があります。

文字情報としてアウトプットしていくことで整理し、精度を高めていく必要があります。全てのお客さまのSSAをアウトプットするとなると莫大な時間を要しますし、競合他社さんからすれば「なんて時間効率が悪いことを…」と思われるかもしれません。

しかし、この労力は結果に導くためには避けては通れません。さらに言うと、個々のトレーナーの成長にも欠かせない要素だと考えています。

SSAとか、ストーリー、戦略というとなんだか難しく聞こえますが、根底にあるのはとにかく「お客さまのことを”深く深く”考え、その考えを見える化していきましょう」ということですね。

 

時にはベストよりもベターな選択

藤野:たしかにSSAの取り組みを開始してからは「一連の流れ」を深く考え、頭の中を整理できるようになったと感じています。トレーナーとしての知識や技術の向上はもちろん重要ですが、お客さまのモチベーション状態ということをより意識し始めたのもSSAの中の「戦略」という点が大きいかもしれません。

BodyBaseのミッションで掲げられている「お客さまの本気・継続していく気持ちを引き出す」という言葉がモチベーション面にも該当すると思いますが、実際には「気持ちが続かない...」「やる気はあるけど行動にうつせない...」というお客さまもいて、引き出し方の難しさも感じています。

 

関:やる気がない時でも「やりましょう!頑張りましょう!」。過去の自分を振り返ると、結果を出すための最短ルートにこだわりすぎて、このような押し付けの一方通行だったこともありました。

しかしそれではダメで、大事なのは【気持ちに寄り添う】こと。カラダだけじゃなく心にも寄り添う。自分が考えるベストを提供するというよりかは、今そのお客さまの中での【ベター】をどこに設定するかを考える。これが重要と考えています。

本気を引き出す時期を探る。ベースづくり。1年間の目標達成期間を設定したとして「1年間ずっと頑張りましょう!!」ではトレーナーとしては無策です。SSAになぞらえると、ストーリーの中での波のつくり方、マイルストーンとなる「セクション」をいかに構成できるかもポイントになってきます。

このセクション構成を含めて、一人ひとりに寄り添ったコミュニケーション、空間づくり、お客さまへのアンテナの張り方。これらによって「この期間は頑張りましょう!」というタイミングを見つける。いわば、その時々のベターを引き出すことができるのだと思います。

 

お客様さまの気持ちに寄り添うとは?

藤野:お客さまの気持ちに寄り添う。私たちが大事にしている言葉ですね。

星野:寄り添うって一般的な言葉かもしれませんが、私たちにとってはとても深い意味を有しています。関さんが言っていたことにも通じますが、寄り添うの基本は「その時々で見極める」こと。

「気持ちに寄り添う」と聞くと、何となく優しさ、思いやり、励ましなどの温かさをイメージしてしまいますが、それだけではありません。時には「押す」「引っ張る」「見放す」「戒める」...

「パーソナルトレーナーとは、コミュニケーション領域の高度専門職である」
私はこのように考えています。

お客さまには「トレーナーにやらされている」という感覚をもってほしくない。トレーナーとして根本に据えているのは「(たとえお客さまであれ)あなたのためにやっている」という点です。

あくまでも主役はお客さまであり、我々トレーナーはサポートをするのみ。それを念頭に置かなければならない。「私がやってあげます」というスタンスだと、この寄り添い方を間違えてしまい、お客さまのためにはなりません。たとえ結果が得られたとしても、それは一過性のものにしかすぎないと考えています。

 

パートナーとしての信頼関係。苦楽をともにする。

藤野:お客さまの寄り添い方を見極める。ある意味で戦略とも感じましたが、具体例はありますか?

 

星野:結婚式で「ウェディングドレスをキレイに着たい、カラダを引き締めたい」というお客さまがいました。挙式が数ヶ月後に迫る中でもなお先に進めず、間食のスィーツをやめられないという状態でした。

そこで私が放った言葉は「そのスィーツ、本当に必要ですか?」の一言です。
普段は温厚なキャラで通していますので(笑)、この一言にお客さまは凍りつきました。おそらく気分を害したでしょうし、その日のセッションは放心状態だったかもしれません。でも、そんなことではくじけないお客さまだと分かっていました。つまり「背中を押す」という戦略です。

案の定、次のセッションの時には感謝のお言葉を頂きましたし、結果にもなんとかたどり着くことができました。

 

関:パートナーとして、そこまで言える信頼関係が築けているか?戦略の前提として問われるのはそこだと思います。雨降って地固まるではありませんが、何もかもが予定通りにうまくいくことなんて少ない。トレーナーが自分ごととして捉え、苦楽をともにするからこそ、互いの信頼関係へと発展していくのだと思います。

 

藤野:そうなるとやはり、日々のセッションでお客さまの事をどこまで観察できるか?一挙手一投足を見逃さない!というような姿勢がトレーナーに必要になりますね。

星野:トレーナー自身がお客さまの何に興味をもてているか?自身でチャンネルを設定し、アンテナをはれているかどうか?トレーナーは運動動作だけを見ていればよいのではない。お客さまの性格、価値観、感性... お客さまに対して先入観をもたず、フラットな視点で見守り、見極めていくことが必要です。

 

共有から連携へ。集団・チームとしてのBodyBaseへ

藤野:BodyBaseは1店舗に複数名のトレーナーが勤務している。しかも、お客さま自身がトレーナーを自由に指名できるというシステムですから「自分はこのお客さまと信頼関係を築けるだろうか?」もっと簡単に言うと「自分は気に入ってもらえるだろか?別のトレーナーの方が合っているのでは?」というような事も気にしてしまうのですが...

 

星野:トレーナーあるあるかもですね(笑)。人と人の付き合いですから相性は当然あります。ただ、トレーナーそれぞれが違う個性を有している中、その時々でトレーナーを選べるというのは、お客さまにとっては大きなメリットになると考えています。

Aトレーナーが自身の個性を潰してまで、時にBトレーナーの全く違うキャラクターになってみる必要はなく、Aトレーナーが自身の個性の範疇でお客さまに合わせた対応をすればよいのです。私の場合は「話のテンポ」「声のトーン」「相づちの打ち方」。この3つの使い分けを基本としていますね。

藤野:とても参考になります。複数のトレーナーがお客さまを担当するためには、トレーナー間の【情報共有】は欠かせません。共有のポイントはどこにあると考えていますか?

 

関:いかにお客さまをイメージした状態でセッションに入れるかが重要です。その点では、過去のように単に「カルテを見ておいて」に留まるような共有は減ったかと思います。一方でまだまだ課題が多いのも事実で、今後はSSAになぞらえた「先々を見越した共有」が必要になってきます。

先ほど話した「SSAを文字情報としてアウトプットする」という取り組みによっても、トレーナー間の共有の質は格段に向上していくと目論んでいます。

ただ、勘違いしてはいけないのは「共有はあたりまえ」ということです。いくら共有をしっかりしたとしても、それはあくまでも「引き継ぎ」のようなものです。そうなると、そもそもトレーナーを固定してしまえば共有など必要ありません。

集団・チームとしてのBodyBaseが真に見据えるべきは共有の先にある【連携】です。

お客さまには、その時々の気分でトレーナーを変えていただきつつも、トレーナー側は右と左からしっかりとお客さまを観る。そして、互いのトレーナーの観点を合致させて次のアクション、ひいては戦略、ストーリーへと活かしていく。このトレーナー間の連携により120%の効果をうみだす。

たとえ店舗が違ってお客さまを直接指導することができなくても、SSAのアウトプットさえあれば、互いに意見を交わすことができます。毎週のように社内オンラインで実施している「症例検討会」は、まさにそのような場です。

これらの連携こそが競合他社との違いでありBodyBaseの強み。と位置付けています。

 

星野:会社なのであたりまえですが、現実的にはトレーナーはセッションに1日の多くの時間を費やさなくてはならない。SSAの質を高めつつも同時に効率化も目指す必要がある。その意味では、藤野さんが取り組んでいる「SSAのシステム化」の効果は大きいですね。

 

藤野:クラウド型の業務改善システム「Kintone」により、SSAの情報をしっかり管理することができれば、共有、さらには連携へと発展させていくことができる!と確信しています。SSAとして必要となる情報もクリアになりましたので、さらにアプリを強化してまいります!

 

結果の先に見据えること。FOR THE HAPPINESS OF YOUR LIFEへの想い

藤野:ここまで「結果を出す」という点を中心に話をお聞きしました。一方でBodyBaseが掲げている「FOR THE HAPPINESS OF YOUR LIFE」という言葉は、結果とは少し違った印象を受けるのですが...

 

星野:「身体が変わることで人生が変わる。トレーニングには人生を変える力がある」ということです。

筋トレが大好きになりますよ!という意味ではなく、理想とする身体を手に入れた”その先に訪れるであろう人生のより良い変化”を指しています。

分かりやすく例をだすと、理想の身体になったことで、自信がもてるようになり恋人ができた。なんてこともそうでしょうし、歳を重ねて家族から「そのお腹じゃ一緒に歩きたくない!」なんて言われたけど、トレーニング通じて身体が変わるとアクティブな気持ちが芽生え、今では週末は家族そろって仲良く出かけるようになった。そんなことも人生がより良くなったことの一例だと思います。

藤野:実際、色んな「●●●●になりました!」という有り難いお言葉をお客さまから頂き、とても嬉しくなります。トレーナー冥利に尽きます。

 

星野:我々トレーナーは、お客さまのHAPPINESSに残念ながら直接的には関与することはできません。あくまでも「願う」ものです。ただ、結果のその先をしっかりと見据えることで、間接的には必ずや関与することができると考えています。

 

藤野:結果のその先を見据える。それが短期型パーソナルジムとの違い、もしくはBodyBaseと同じような他の継続型パーソナルジムとの差別化になるのでしょうか?
※短期型パーソナルジム:月●回 ✕ ●ヶ月=●円というようなトレーニング期間を定めて通うジム
 継続型パーソナルジム:期間は特に定めず、都合に合わせて通うことができるジム

 

関:短期型パーソナルジムとの違いで言うと、そもそもの提供する結果の違いだと思います。短期ジムを否定するつもりは全くなく、限られた期間で一定の結果を確実に出す。それはそれで凄いことであり、結果に対する執念は我々も見習うべきだと思います。では我々は、そことは違う何で勝負するか?ということだと思います。

 

星野:そうですね。「結果のその先を見据える」ということの土台は、その結果を一過性のものしてはならないということです。打ち出し方の違いはあれど、多くの継続型パーソナルジムが目指していることだと思います。差別化どうこう以上に、その土俵で確実に勝負できる力をつけなくてはならないということです。

 

藤野:まずは結果にたどりく着くための実力をつける。さらにはその先を目指せる実力もつけるということでしょうか?そうなると個だけでなく、会社としての取り組みも重要になりますね。

 

関:それぞれのパーソナルトレーニングジムで何かしらの想いがあると思いますが、私たちの理念はミッションに込められています。仮にフリーランスの業務委託トレーナーでも単純にセッションをこなしてもらうことはできる。ただし、このような理念に基づいて行動をしてもらうことまでは難しい。BodyBaseのトレーナーは全員が正社員であるという意義はここにあり、実践しなくては社員である意味を成さないと考えています。

 

星野:掲げているミッションはBodyBaseトレーナーとしての「行動指針」でもあります。だからこそ、これを会社としてトレーナーにどう紐解き、深掘りしていくかに尽きます。まだまだこれから、必要となる力は多いですが、そこに真摯に取り組みたいと思います。トレーナーはそこに全力でついて来てほしい!と思っています。

トレーナー視点でのミッションの紐解き

BodyBaseとして目指す未来

藤野:はい…社員として頑張ります!! お二方、ありがとうございました。最後の質問になります。スバリ!!BodyBase、会社としてこの先の未来を教えてください!

 

星野:パーソナルトレーニングジムとして頂点を目指すという考え方もあるかもしれませんが、BodyBaseが目指したいのは、パーソナルトレーニングという領域を越えたところです。

「FOR THE HAPPINESS OF YOUR LIFE」という考えのもとで、カラダに対するあらゆるニーズにお応えするサービスの提供、QOL(Quality of life)にも通ずる部分がありますが、トレーニングはもちろん、心身の健康をテーマに横へと派生した「サードプレイス」のような場がつくれたらと考えています。極論かもしれませんが「パーソナルトレーニングジム」という冠言葉もいつかは外してよいと思っています。

 

関:そうですね。我々パーソナルトレーニング業界が提供できるサービスの可能性は無限であり、私もパーソナルトレーナーという枠を越えたサービスを提供できる集団を目指したいと思っています。

2024年に締結した千葉大学医学部附属病院との「連携協定」もその取り組みの一つです。病院に隣接する「いのはなテラス店」として長く取り組んできたことが、ようやく形になりました。大学病院という高度な医療分野との連携がもたらす効果はとても大きく、我々のサービスをさらに発展させるチャンスがあると考えています。

【リンク】連携協定に関するプレスリリース

 

このWEBマガジン「ハピネス」も1年間で多くの皆さんにご覧いただけました。定期的に開催しているアウトドアトレーニング「BodyBase Fitness Camp」も全てパーソナルトレーニングという枠を越えた領域へのチャレンジと位置づけています。これらの取り組みを個人で目指すには限界がある。組織としての結集・知恵があるからこそ継続することができる。今後も種まきを続け、みんなで大事に育てていきたいですね。

星野:もちろん、会社ですのでビジネスとして大きいところを目指す、発展させていくことは欠かせません。そのためにも、今後はブランドとしてのBodyBaseを創り上げていくことが必要であり、社員みんなでアイデアを絞り出し、そこに向かっていけるとよいなと思っています。

 

藤野:未来を築きあげていく過程で、BodyBaseのブランドがどうできあがっていくか?とても楽しみですし、私もそのブランディングの一助となれるように頑張ります!

お二方、改めまして本日はありがとうございました。そして、内輪の話にお付き合いを頂きました読者の皆さま!! ご精読、本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!

こんにちは!こじろうです!今回でパーソナルトレーニングジム特集3回目となります。今までのPART1&2では、以下のことをご紹介してきました。

●PART1
パーソナルトレーニングジムに入会を考えている方に向けて、そもそもパーソナルトレーニングジムとはどんなジムなのか?

●PART2
実際のトレーニングや食事指導の内容について

本題である今回は…タイトルの通り「パーソナルトレーナーの仕事の裏側」をご紹介していきます!パーソナルトレーナーは普段どんなことを考えて、何をしているんでしょうか?まさか、鳥のささみ&ブロッコリーのことばっかり考えている。なんて思ってませんよね?(笑)

お客さまの目的を達成するために、トレーナーがやることは実はたくさんあります!(トレーニング指導だけではないのです)

今回の記事では、理想の身体に近づくためのヒントも散りばめられているので、パーソナルトレーニングジムにまだ通ったことが無い人や、自己流でがんばっているけどなかなか結果がでない人、また、これからパーソナルトレーナーになろう!としている皆さんもぜひご覧ください。

それでは、私こじろうの勤めているBodyBaseを例にパーソナルトレーナーの裏の顔を覗いてみましょう!👀

トレーナーの1日はまず店舗のオープン作業から始まります。メールをチェックしたり、清掃したり、ロッカー準備したり・・・オープン作業が終わったら、営業開始までに当日予約が入っているセッションの準備をします。

この準備というのは、トレーニングプランの作成はもちろん、その日のお客様に「聞きたいこと・伝えたいことの整理」も含まれています。これらの情報はタブレットの中の【カルテ】に全て記載されております👇

もう少し詳細にカルテの情報をご紹介すると、、、

・お客様のプランである「目的・目標」

・パーソナル面である「お客さまの内面的部分(性格、価値観、感性)の特徴」

・当日のトレーニングメニュー

・前回セッションの記録

・食事(栄養)への取り組み内容

等々が書かれています。これらの情報を全て組み合わせて当日のトレーニングメニューを作成していきます。

 

トレーニングメニューを考えるにあたって

当日のトレーニングメニューを考えるにあたって重要となるのは、お客さまの「現在地と、そこに至るまでの道のり」です。つまり、どのぐらい目標達成に近づいているか、その過程はどうだったか?というような点です。

 

👤Aさんの場合(来店2ヶ月目、ボディメイク)

目標を達成するには、質・量ともにハードにトレーニングをしたい。ただし、身体機能の評価をした結果、身体が硬くて正しいフォーム(=実践しているトレーニングの”効果を最大限に高められる”姿勢)でトレーニングができない可能性がありました。そのため、最初の1ヶ月目はしっかりと柔軟性を獲得しながら、トレーニングは簡単な種目から実施しました。

その結果、来店2ヶ月目となる今は、消費量をアップさせるために強度が高いトレーニングができる身体を目指せるまでに移行することができました。

このような考え方は食事(栄養)指導においても同様です。炭水化物よりも脂質(炭水化物と比較してカロリーが倍)の量が気になるので、お米を減らすより、揚げ物を減らすことから始めよう。ただ、Aさんは揚げ物が好きで週6回も食べている。いきなり週1回にするのはストレスが大きすぎるので、まずは週3回に減らすところから。そこをクリアした2ヶ月目は、週1〜2回に減らすことにチャレンジ(提案)して正しい食生活をより意識づける。というようなプランです。

また、運動にしろ、食事にしろ、お客さまの性格面を考慮することも重要です。「とことんストイックにやりたい」という方には負荷の高いトレーニングを積極的に実施する。逆に「キツいのはあまり好きじゃない」という方には、いきなり負荷をかけずに一歩ずつゆっくりクリアしてもらう。このように、お客さまの内面的な部分に寄り添った取り組み方を提案します。

もちろんストイックに取り組んだ方が早く結果はでます。しかし、それよりも重要なことがあります。それは【継続して運動と食事を取り組むこと】です。

そのためには、目の前にいるお客様にとって適切なプランを立てるように日々意識する。これだけの情報をまとめるとなると、1セッション(=60分)に対して、数時間の準備を要することもあるので、時間が足りない場合は前日などの空き時間を使うことも少なくありません。

 

セッションでのスタンス

トレーニングメニューの組み立てが終わると、いよいよセッションです。事前に立てたメニューを基にトレーニングを進めていくのですが、ここでもただメニュー通りにするわけではありません。

トレーニングが始まる前には、体調のチェックをします。「今日の体調はどうですか?」という質問に対して、例えば「仕事が忙しくて疲れている」「たくさん歩いて腰が痛い」などの話があれば、トレーナーは「今日は負荷が軽めのトレーニング種目に変更しよう」だったり「最初に腰の張りを和らげるメニューを追加しよう」などを考えています。

体調に問題が無くメニュー通りに進んでいた場合でも、お客さまから身体や食事に対して質問があった場合は、途中からでもメニューを変更したり、トレーニングを一度ストップして食事の提案をしたりします。トレーニングメニューを正確に実施することは大切ですが、お客さまのその日その時に合わせた対応ができるように準備しておくことも、我々パーソナルトレーナーの役割だと考えています。

セッション終了後は、お客様に提供したトレーニングメニューやお客さまの状況を振り返り、課題を洗い出して次回に備えます。また、他の担当トレーナー、場合によっては他店舗のトレーナーとも連携・相談し、あらゆる視点から改善策を模索していくことも多々あります。

適切なトレーニングは「机上のプラン+セッション」、さらにはお客様とのコミュニケーションを通じて、ようやく出来上がっていくのです。

 

お客さまのストーリーを考え、ともに歩むこと

他にも適切なプランを作成するために大事なことがあります。お客さまの声にしっかりと耳を傾け、お客さまの「真の目的」を知ることです。

ダイエットを例にしてPART1の記事でもお話をしましたが、目的=ダイエットと設定することは少ないのです。ダイエットと一言にいっても単に痩せたい(体重を落としたい)という単純な理由だけにはとどまらないからです。

・ボディラインをきれいに見せたい。
・シェイプアップをしたい(女性であれば例えば、太ももの引き締め)
・引き締めつつ筋肉をつけたい(男性であれば例えば、胸の筋肉の肥大)

etc...

ダイエットとは目的を達成する手段にしか過ぎず、実際には

「若い頃に着ていたズボンをもう一度履きたい!」
「Tシャツを着た時に男らしいと思われる体型になりたい!」

といったような、真の目的が隠れているケースが多いのです。これは、お客さま自身も気づいていないケースが多く、我々パーソナルトレーナーと日々コミュニケーションをとる中でお客さま自身が本当になりたい姿は何か?に気づくことがあります。

あたりまえのことかもしれませんが、この「真の目的」をしっかりと見据えることで、ゴールまでの道のり、つまりはお客さまの未来予想図となる一連の「ストーリーをしっかり描く」ことができるのです。

先ほどまでは「現在地となるセッション」までの話にフォーカスして書きましたが、この未来に至るまでのストーリーをしっかりと描き「パートナーとして”とともに歩む”」ことができるトレーナーこそ、優れたパーソナルトレーナーであると考えています。

お客さまの様々な状況を踏まえ、このストーリーも常々変化させていかなければならない。そこがとても難しいのですが...^^;

いかがでしょうか?意外とトレーナーも色んなこと考えていると思いませんか?笑
「パーソナルトレーナーの仕事=カラダを使うこと」と思われがちですが、実は「頭を使っている時間の方が圧倒的に多い」のです。

 

知識と技術の習得

パーソナルトレーナーとしての仕事はそれ以外にもたくさんあります。店舗の運営業務はもちろん、勉強をしていたり、自主的にトレーニングをしたり...

トレーナー自身がトレーニングをする理由とは何でしょうか?「お客様に指導をする以上、説得力のある身体を作るため」。もちろんそれもありますが「自分の身体で試すことによって、そのリアルな体験をお客様に還元できるから」という理由もあります。ある種、自分を使った人体実験のようなものです(笑)が、この経験は教科書から得る知識よりも、断然目の前のお客様に役立つ情報となるのです。

また、フィットネス業界では知識をはじめとする様々な情報が常に新しくなります。長年正しいと思っていたことがある時に突然くつがえる。というようなことも珍しくありません。情報をアップデートすることこそ、お客さまのプランづくりや運動、食事指導の原点となるので、知識や技術の習得も欠かさずにおこなっています。

 

まとめ

今回ご紹介したようなパーソナルトレーナーの仕事の根底には、世のトレーナーそれぞれが考える「行動指針」のようなものがあるかと思います。

パーソナルジム(会社)、トレーナーによって考え方の違いはあれど、
共通することは、
👉いくらトレーナーだけが頑張っても【お客さま自身の継続的な実行がなければ結果はでない】という点です。自分を変えるのはお客さま自身でしか成しえず、トレーナーができるのことはサポートだけなのです。

だからこそ【お客さまの気持ちに寄り添う】【お客さまの本気・継続していく気持ちを引き出す】ということがトレーナーの仕事としてとても大切であり、大きなウエイトを占めると考えています。

以上「パーソナルトレーナーの仕事の裏側」のご紹介でした。参考になる点はありましたでしょうか?この記事をきっかけに、少しでもパーソナルトレーニングに興味を持っていただけたら幸いです(興味を持った方はその勢いで近くのパーソナルジムを探しちゃいましょう!🔍)

皆さんにより良いトレーニングライフが訪れますように!ご精読ありがとうございました。

 

👇パーソナルトレーニングジム特集①

👇パーソナルトレーニングジム特集②

👇パーソナルトレーニングジム特集④

パーソナルジムでのトレーニング指導を知ろう!

皆さん、こんにちは!パーソナルトレーニング特集の2回目の記事です!! 前回の「パーソナルトレーニングジムとは?まずは基本を知ろう!」は、ご覧いただきましたでしょうか?

パーソナルトレーニングジムに入会を考えている方に向けて、そもそもパーソナルトレーニングジムとはどんなジムなのか?以下のような点についてご紹介しました。

・お客さまの目的・目標の達成に向けてトレーナーが最善のサポートをする

・想像しているよりも通いやすい

・短期集中型や中長期継続型のジムがある

・入会後の目標達成までの流れ 等々

そして今回の記事では、皆さんがもっとも気になっているであろう「パーソナルトレーニングジム入会後には、どんなトレーニングをするのか?」という点について、私たちBodyBaseを例にしつつお話をしてまいります。では早速!!

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~パーソナルトレーニングジム特集~
●PART1!! パーソナルトレーニングジムとは? まずは基本知ろう!
●PART2!! 今回の記事  パーソナルジムでのトレーニング指導を知ろう!
●PART3!! パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!
●PART4!! パーソナルトレーニングジムとしてのあるべき姿を考える ~私たちの想い~

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カウンセリングと目標設定&プラン

入会前には「カウンセリング」を行います。カウンセリングでは、お客さまの目的(例えば、理想とする体型)や、達成したい期間、運動や食事の現状、過去の運動経験、身体に関する不安(腰や肩の痛み)、現在のライフスタイルetc..のお話しを聞きつつ、体組成(体重、体脂肪率、BMI、筋肉量 等)の測定結果とも照らし合わせながら「目的に対して運動や食事にどのように取り組んでいったらよいか」など、入会後の取り組みについて「大まかな方向性」をご説明します。また、料金や予約方法などのサービス面のご説明もおこないます。

カウンセリングを受けたらといって入会が必須という訳でもありませんし、カウンセリングは無料で受けられるジムが多いので、気軽に予約(相談)してみる。また、気になるジムにいくつか足を運んでみることをおすすめします。

ご入会後は、カウンセリングでお聞きした情報や体組成測定の結果をもとに、
①具体的な目標を設定し、

目標達成に向けたトレーニングプランや食事(栄養)への取り組み

を作成&話し合っていきます。前回の記事でもふれましたが、①や②の精度を高めるためにも、カウンセリングの場でトレーナーに「自身のなりたい姿」や「改善したい身体の状態」をしっかりと伝えることが重要となります。

【補足 BodyBaseの場合】ご入会後は約10項目に及ぶ「身体機能評価」をおこなうことで、身体の現状をチェック(動きの適切な評価)をします。これによりプラン、ひいてはトレーニングの精度を高めていきます。

どんなトレーニングをするの?~BIG3を知ろう~

では、本題のトレーニングについてご紹介していきます。目的の違い(ボディメイク、健康増進、腰痛・肩コリの改善 等々)こそあれど、多くのジムが「BIG3」をメインにしたトレーニング指導が行われています。

BIG3?何のこと?ですよね。BIG3とは「デッドリフト」「スクワット」「ベンチプレス」の3種目の総称です。

BIG3は「フリーウエイト(=軌道が確保されていないトレーニング)」となるので、自らで動きをコントロールする必要があります。これにより、マシンを使用したトレーニングと比較して、より多くの筋肉を使うことができ、代謝や内分泌系(ホルモン関係)などに良い影響を与え、筋肉量upや筋力向上も効率・効果的に行えます。

もう少し簡単に。例えば、ボディメイクにおいては、他の種目に比べて全身満遍なく鍛えることができるため、消費カロリーが多いのが特徴です。

車で例えるなら、燃費の悪い走り方をしているようなものです。急ブレーキや急発進をすると車に負担がかかり、その分ガソリンを使うのと同じように、全身の筋肉に負荷をかけるような運動をした方が、より沢山のエネルギーを使うので、痩せやすく・引き締まりやすくなる!というわけなのです。

実際に各種目でどの筋肉が使われるのかを簡単にご紹介します。

①デッドリフト
【使う筋肉】 →臀筋(お尻)・ハムストリングス(もも裏)・僧帽筋中部・下部(背中)

②スクワット
【使う筋肉】→臀筋(お尻)・大腿四頭筋(もも前)・ハムストリングス(もも裏)

③ベンチプレス
【使う筋肉】→大胸筋(胸)・三角筋前部(肩の前側)・上腕三頭筋(二の腕)

 3種目のやり方は別の記事で詳しくご紹介しておりますので、下記のURLからご覧いただけると幸いです。
【デッドリフトのやり方(基本編)】
👉ルーマニアンデッドリフトの基本!! ~外してはいけない3つのポイント~

【スクワットのやり方(基本編)】
👉スクワットマスターへの道 ~スクワットの理解を深めよう編~

【ベンチプレスのやり方(基本編)】
👉そんなに簡単じゃないぞ!! まずはベンチプレスの理解から

 

パーソナルトレーニングジムに通う意義

カウンセリング ⇒ 目標設定&プラン ⇒ BIG3によるトレーニング。ここまでの話だけでは、極論ですが「プランを作成してさえもらえば、あとは24時間ジムでトレーニング(BIG3)をすればOKじゃん!!」となってしまい、パーソナルトレーニングジムに通う意義を見出すには不十分かと思います。

(わざわざ)「パーソナル」で「トレーニング」をする意義として、重要なことを2つご紹介していきます。

 

1.正しいフォームを習得すること

トレーニングの目的が何であれ、共通して言えることは正しいフォームで運動を行うことが重要。という点です。

「採点競技をやっているじゃないんだから、フォームなんてどうでもいい!」と思った方もいるかもしれませんが、正しいフォームというのは、
【✕】見た目的にフォームが美しいということではなく、

【◯】実践しているトレーニングの”効果を最大限に高められる”フォーム(姿勢)である
ということです。

ぱっと見た感じで「綺麗なフォームで出来ている方」はいても、「正しいフォームでできている方はとても少ない」のです。これはパーソナルトレーナーだからこそ分かるのです。ではここで、実際にBodyBaseに通われているお客さまを例をご紹介したいと思います。

【お客様のデータ】
・20代女性・細身の体型

・目的:昔から太いままの太ももを引き締めること(お腹や腕周りなど、太もも以外の部位は既に引き締まっている)

BodyBaseに通う前から太ももを引き締めるために、YouTubeなどを見て自宅でスクワットなどをしていたそうです。スクワットのフォームは以下のようなフォームです。

皆さんは、このスクワットのフォームを見て何か感じることはありますか?
綺麗なフォームじゃないかな?、え?何が悪いの?このように感じる方がほとんどだと思います。

しかし、パーソナルトレーナーの目線から見た時には、以下の3つの問題点があります。

★問題点① 目線が正面を向き過ぎていること

★問題点② 膝が内側に入ってしまうこと

★問題点③ 腰が反り過ぎていること

この3つの問題点があることにより、本来は下半身を引き締めるはずのスクワットの効果が最大限に活かされておらず、結果として”太ももが引き締まらない”状態になっていました。つまり「スクワットを無駄に頑張っていた」とも言える悲しい結果です...

もう一度繰り返します。正しいフォームというのは、見た目的にフォームが綺麗ということではなく、実践しているトレーニングの効果を最大限に高められるフォーム(姿勢)です。

この正しいフォームを引き出す・習得していただくために、パーソナルトレーナーは介在しているのです。そして、その具体方法が以下となります。

 

2.根本の原因を改善する

正しいフォームを習得するためには「なぜそうなってしまっているのか?」この根本となる原因を改善することが重要となります。

先程のスクワットを例にご説明すると…

①目線が正面を向き過ぎている
⇒目線を下げるように矯正をしていけばよいので、比較的簡単に改善します。

②膝が内側に入ってしまうこと
⇒太ももの筋肉が硬いせいで膝が内側に入っていました。よって太ももの筋肉を柔らかくするエクササイズを取り入れていきます。

③腰が反り過ぎていること
⇒腰が反る原因はいくつかありますが、今回のお客さまの場合は”腹筋が弱い”ことが原因で腰を反っていました。

結果、太ももを引き締めるためには👉腰の反りを改善する必要がある。👉その手段として、腹筋を強化する。つまり「太ももが目的なのに、なぜ腰?腹筋?」というような非常に難解?な取り組みに至るのです。

このように、スクワットでなぜ問題が起こっているのか、その原因を見つけることは専門家であるパーソナルトレーナーにしか出来ないことです。このように、目標の達成に向けて最善となる道を歩めることこそ、パーソナルトレーニングジムに通う意義だと考えています。

もちろんそのために!どのようなご要望やお悩みにも対応できるよう、世のパーソナルトレーナー達は日々知識・技術の向上を図っているのです。

 

食事(栄養)の考え方&どんなことをするの?

続いては、食事(栄養)指導、まずは「考え方」についてご紹介していきます。
基本的に、

・3食バランスよく食べる

・無理のない範囲で制限する

・ジムを卒状した後もでも続けられる正しい食習慣の獲得

我々BodyBaseですと、上記のような考え方に基づいた指導を行っています。

ただし、栄養指導に関する考え方はジムによって様々ですので、HPでのリサーチに加え、カウンセリングの際にもしっかりと確認するようにしましょう。

従来はわりと簡単に取り組みやすい「糖質制限」が主流でしたが、最近は無理なくバランスの良い食事制限を基本にしているジムが多いように感じます。

理由としては、無理な食事制限(糖質制限など)をしてしまうと、本来は体にとって必要な栄養素が足りない状態となる。また、体調不良や女性であれば月経障害などを起こすリスクなどもあるからです。

仮に、無理な食事制限によって獲得したカラダだとした場合、
「その身体をキープするために、その食事を一生続けることができますか?」

という点にいきつきます。やはり”一生”は厳しいですよね…そのため、特に「継続型のジム」の場合は、ジムを卒業した後でも続けている「正しい食習慣」を獲得してもらうことが必要(=お客さま自身も学んでいただくことが必要)であると考えています。

 

続いて、具体的な取り組み方法をいくつかご紹介していまいります。

食事アンケート
食事内容のヒアリングと合わせてアンケートを実施します。

お客さまの食事のスタイルをより詳細に把握することで「ライフスタイル」に合わせた食事の指導が可能になります。

例えば、
・苦手な食べ物を踏まえた食事指導

・外食が多い方に対しての食事指導

・お料理をする方(例.奥さま)への伝達を踏まえた食事指導

・忘年会シーズン(食べざるを得ない時期)などを踏まえた食事指導

このように、お客様の現況を把握したのち、トレーナーと一緒に最適な食事の取り組みを決めていきます。

 

●食事内容の定期的な振り返り

当然ですが食事はトレーナーが横に付いておりませんので、振り返り、つまり決めた食事内容の取り組みがしっかりと出来ているか?のチェックがとても重要となります。

チェックというと「ちょっとでもお菓子とか食べていたら怒られそう…」など、ネガティブなイメージを想像されると思いますが、そんなことはありません!(笑)

お客さまの意見にしっかりと耳を傾け、その方にとっての最善のアドバイスを行います!!!私が担当したお客さまとのやりとりをご紹介します。

【お客さまのデータ】
・KKさん・40代女性

・数値:体重64.8kg・体脂肪率35.4% ※メタボ体型

・目的:運動は好きではないがボディメイクのためにジムに通っている

・指導:食べ物は、揚げ物・甘いもの・お肉が好きだが、基本的には食べないように指導している

ーーーーー

●KKさん
「今週は仕事が忙しくて、夜家に帰ってきたらストレスで揚げ物と甘いもの食べちゃいました…」

●パーソナルトレーナー
「そうだったんですね。仕事でストレスがあるとどうしても食べたくなりますよね。ちなみに、食べてしまったのはいつですか?」

●KKさん
「前回ジムに来た日の翌日です…」

●パーソナルトレーナー
「そうなんですね。それ以外の日も、揚げ物と甘いものは食べてしまった日はありますか?」

●KKさん
「実はその翌日も仕事のストレスで、少しお菓子を食べてしまいました…」

●パーソナルトレーナー
「お話を聞いたところ、2日食べてしまいましたが、逆に言うと1ヶ月あるうちのまだ2回しか食べていないということになります。

もちろん、揚げ物と甘いものを食べてしまった事実は変わりませんが、ダイエットは1日で出来た出来ないと、落ち込むよりも1ヶ月を通して、制限出来た日を多くすることが大切です!なので、まだまだ挽回できる策はありますので、そんなにネガティブにならなくて大丈夫ですよ(^^)/」
ーーーーー

このように、お客様の話をしっかりと聞き、その方にとってベストなご提案をするのがパーソナルトレーナーの役割だと考えています。

 

次回の予告

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、入会後のトレーニングと食事の取り組みについてご紹介しました。

皆さんが想像している以上に??お客さまのことを考えて指導をしているのです。この点をもう少しご理解いただくために!! 次回の記事では、セッション以外の時間でパーソナルトレーナーはどんな仕事をしているのか?「パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!」と題してお話ししてまいります。

ぜひお楽しみに!

 

👇パーソナルトレーニングジム特集①

👇パーソナルトレーニングジム特集③

👇パーソナルトレーニングジム特集④

パーソナルトレーニングジムとは? まずは基本知ろう!

皆さん、こんにちは!ハピネス編集長のおしゅりです。

パーソナルトレーニングジム「BodyBase」のトレーナー陣がライターとなり、2021年12月からスタートしたこのWEBマガジン「ハピネス 」、早いのもので1年がたちました。この1年、多くの皆さまにご覧いただきましたことに感謝申し上げますm(_ _)m

読者の皆さまのカラダづくりや健康を応援すべく、様々な情報をお届けしてまいりましたが、意外にも?!私たちの本業である「パーソナルトレーニング」については、あまり触れてきませんでした。

そこで今回はハピネス1周年企画!!として、、、
全4回に渡って「パーソナルトレーニング」をテーマに特集してまいります!!

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~パーソナルトレーニングジム特集~
●PART1!! 今回の記事 パーソナルトレーニングジムとは?まずは基本を知ろう!
●PART2!! パーソナルジムでのトレーニング指導を知ろう!
●PART3!! パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!

●PART4!! パーソナルトレーニングジムとしてのあるべき姿を考える ~私たちの想い~

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・そもそもパーソナルトレーニングジムってなんなの?

・どんな人が通っているの?

・トレーニングって何をするの?食事(栄養)指導は?

・パーソナルトレーナーってどんな仕事?

などなど、私たち「BodyBase」を例にしつつ、パーソナルトレーニングジムの全てをご紹介してまいります。我々BodyBaseを例にした記載が多いので宣伝チックな感じになってしまいますが、、、多くのパーソナルトレーニングジムにあてはまる内容を書いてまいります!!

それではお待たせ致しました。初回のテーマである「パーソナルトレーニングジムとは?基本を知ろう」です!

 

パーソナルトレーニングジムとは?

言葉の通りですが「パーソナル(個人)」に特化して様々なトレーニングや栄養の指導を提供するジムのことです。トレーナーがお客さまとマンツーマンとなり、目的・目標に向けて、最善となるトレーニングを行います。

この”最善”という言葉がキーワードです。

お客さまの体組成的な身体の状態はもちろんのこと、動きのクセだったり、得手不得手、さらには性格や価値観、感性などの内面的な部分も見極めていき、結果の達成に向けて二人三脚となり進めていきます。

トレーニングや栄養コントロールは続けていくことで成果につながります。あたり前ですね。でも、これが難しい...という点は皆さんも想像できると思います。だからこそ私たちパーソナルトレーナーは「お客さまの続ける!という気持ちを引き出す」ために、日々試行錯誤してトレーニングを進めていくのです。やみくもに筋トレだけをガンガン指導する!のがパーソナルトレーナーではない。という点をご理解いただければ幸いですm(_ _)m

 

パーソナルトレーニング = ダイエット??

「パーソナルトレーニング = ダイエット」をイメージする方が多いかと思います。しかし、トレーニングの目的は多種多様です。

例えば、ダイエットと一言にいっても単に痩せたい(体重を落としたい)という単純な理由だけにはとどまりません。

・ボディラインをきれいに見せたい。

・シェイプアップをしたい(女性であれば例えば、太ももの引き締め)

・引き締めつつ筋肉をつけたい(男性であれば例えば、胸の筋肉の肥大)

etc...

単に「◯kg 痩せたいです」という理由でパーソナルジムに通うことはおすすめできません。

例えば、美容室では「●●●●な感じにしてください」と美容師さんに伝えますよね。それと同じです。単に体重を落とすだけであれば、ご自身で食事(栄養)や有酸素運動にしっかり取り組むことだけでも実現可能です。せっかくパーソナルジムに通い、(比較的)高額な料金を支払うのですから、プロであるトレーナーに「自身のなりたい姿」をしっかりと伝えることが重要です。

つまり、ダイエットではなく「ボディメイク(カラダをつくる)」という気持ちでトレーニングに取り組んでいくことをおすすめします。パーソナルトレーナーはその想いにしっかりと答えてくれるはずです👍

 

ボディメイクだけ?? パーソナルトレーニングでできること。

「(ダイエット改め)ボディメイク」のイメージがまだまだ強いパーソナルジム、皆さんもジムのCMやHPでよく見る「Before / After」の例をイメージすることが多いかと思います。

しかし、できることはそれだけではありません。カラダをつくる(筋トレをする)という過程において、実は様々な効果を獲得することが可能なのです。その原理原則をお伝えするのはここでは割愛しますが、例えばボディメイクに取り組む過程の中で「腰痛が改善された」「姿勢がキレイになった」というようなケースも多々あります。

BodyBaseのお客さま例にすると、ご来店のざっくりとした主目的は以下のような比率となっています。

【BodyBaseにおけるご来店の主目的(2022年)】

・ボディメイク:44%

・健康維持・増進 :30%

・身体の不調(腰痛・肩コリ)や姿勢の改善 12%

・スポーツパフォーマンスの向上:12%

ボディメイク以外を目的とする方も多いと思いませんか?特にコロナ禍以降は健康に対する意識の高まりもあり、多様な目的でのご来店が増えているように感じています。

もちろんパーソナルジムによりこの比率は異なると思いますので、ジム選びにおいては、HPなどをしっかりと読み込み「ご自身の目的」⇔「パーソナルジムの特徴(提供サービス)」を照らし合わせてください。

 

運動経験は必要なの?年齢は?

「トレーニング経験がないですが大丈夫ですか?」「昔から運動が苦手でついていけるか心配です…」「年齢的にトレーニングについていけるか自信がない」というお悩みをよく聞きます。

しかし、そこは安心してもらって大丈夫です!! 運動が得意!若いからトレーニングなんてお手の物!という方よりも、運動経験が無い、お年を召しているお客さまの方がトレーナーの腕の見せどころ!であり、皆さんの体力や筋力など様々な要素・状態を加味して、トレーニングプログラムを構成していくからです。

実際のところ運動経験がない(もしくは数十年ぶり)という方も多く、年代も10代~70代に至るまで幅広い年齢層の方が通われていると思います。

【BodyBaseにおけるお客さまの年齢(2022年)】

・~20代:12%

・30代 :26%

・40代 :27%

・50代 :22%

・60代~:13%

パーソナルトレーニングジムはまだ敷居が高い?かもしれませんが、必要なことは「一歩踏み出す勇気!」です。運動経験や年齢面など気にすることなく、勇気を出してパーソナルトレーナーに相談してみましょう👍



パーソナルジムのサービス形態 ~短期型? or 継続型?とその料金相場~

続いては、パーソナルジムの代表的な2つのサービス形態と料金についてお話します。

①短期型 = 短期集中的に結果を目指すパーソナルトレーニングジム

②継続型 =(中)長期的に結果を目指すパーソナルトレーニングジム

主にはこの2つに分かりれます。どちらもメリット、デメリットがありますので以下の内容も参考にして、ご自身にあったサービスをご検討ください。

 

短期集中型のパーソナルトレーニングジムの特徴

代表的な例として「◯ヶ月で結果を出す!」というサービス形態です。短期集中というの名の通り、、、

・週2回=月8回 ✕ ◯ヶ月

というようなコースで構成で、一般的には「2ヶ月 全16回」が多いように感じます。限られた期間の中で一定の目標を達成するというのが特徴ですので、なにはともかく「結果を手に入れたい!!」という方におすすめです。

また「(期間が定まっているからこそ)意志が多少は弱くても通える」「モチベーションが継続する」というようなメリットも多分にあります。

短期間ですので、それなりにトレーニングの強度が高く、食事管理もしっかりされているケースが多いです。よって、この期間は”徹底的に取り組む”ことが結果を得るための前提となるという点を頭に入れてください。そうすればBefore/Afterの写真で見るような理想的なボディを手にいれることも夢ではないと思います。

一方で、長年にわたって染み付いた「(悪しき?)習慣」を数ヶ月で変える。というのは、なかなか至難の業です。ですので、トレーニング期間終了後は、いかにその状態を維持させていくか?がポイントになります。この点、意志の継続や日常の過ごし方が多分に影響してきます。

でないと「結局は◯ヶ月で元にもどった(リバンウンドした)」というような悲しい結果に陥ってしまいます。最近はコース期間の終了後もメンテンスをおこなっているジムもありますので、確認してみると良いと思います。

 

継続型のパーソナルトレーニングジムの特徴

期間は設定しない、もしくはご要望や目的を踏まえて柔軟に設定していくパターンです。パーソナルジム=短期集中型が以前の主流でしたが、最近はこの継続型のジムも多くなっています。我々BodyBaseもこちらのタイプとなります。

同じパーソナルトレーニングでも短期型とは異なる点も多く、自身のペースで結果を目指していける。期間的な融通があることで、より自分にあったフレキシブルなプログラムを組んでもらえるというような点がメリットとしてあげられます。

また、冒頭で記載した「ボディメイク以外の目的」についても、身体の根本から改善・強化を図っていくことが多く、ある程度の時間を有します。この点は継続型だからこそ提供できるサービスとも言えます。

これを読むと「だったら継続型の方がいいかも」となるかもしれませんが、継続型にもそれなりのハードル(デメリット)があります。

短期型と比べるとトレーナーによる「(半)強制的な管理が弱い」傾向にありますので、まずは継続して通うこと。あたり前かと思うかもしれませんが、天候が悪い、忙しさや疲れがあるetc...こうなると「今日は行かなくてもいいかな…」と妥協してしまうものです。

また、パーソナルジム以外での取り組み、食事もそうですし、トレーナーから課せられたご自宅での運動(つまり宿題)も、期間的な強制力が弱いとサボってしまうかもしれません。

つまり、パーソナルトレーナーに依存しているだけではダメで、ご自身の強い意志がより重要になる!!ということです。

継続型の多くのジムは、長い来店期間を通じて「運動や栄養の正しい知識」を身につけていただき、(リバウンドを防ぐためにも)ジムを卒業しても「お客さまが自立できる状態」を目指していると思います。

ですので、お客さま自身が強い意志をもって「能動的」に取り組むことが重要なのです。もちろん、トレーナーも、そんな気持ちを引き出すためのサポートをしています!

短期型と継続型のおおまかな違い、ご理解をいただけましたでしょうか?違いはあれど「パーソナルジムに入会さえすればOK!!」ではない!!ということは忘れないでくださいね(あたりまえですね!!)。

 

パーソナルトレーニングジムの料金相場は?

続いては料金相場についてのお話です。

【短期型】
後に紹介する「継続型」と比較するとやや高い傾向にあり、
・2ヶ月 全16回だと20万円前後
が相場でしょうか。1回単価に換算して10,000円を基準に考えてみるとよいかもしれません。なお、結果が出なかった場合などの「返金制度」を取り入れているジムも多いですので、この点の適用ルールもご入会前に確認しておくとよいかと思います。

【継続型】
短期型に比べると1回単価は安い傾向にあり、
・6,000円~8,000円/回(60分)
の価格帯が多いように感じます。料金コースは回数券や月額制など、ジムによって様々なので事前にHPで確認してみてください。

さて、この料金を皆さんはどう考えますか?高い!!と思う方も多いかと思います。トレーナーの質や店舗設備、システム、立地などを元に料金が設定されている。この点はもちろんですが、単にセッション時間だけの料金というわけではなく、セッション時間外も皆さんの(ジム内外での)トレーニングプログラムについて、しっかりと考えている。時には複数のトレーナーで議論している。このような点もご理解をいただけると幸いですm(_ _)m ※この点は第3弾の記事でも触れてまいります。

 

入会から目標達成をするまでの流れ&次回の予告

それでは最後に、入会から目標達成するまでの流れをご紹介していきます。ジムによりやり方は異なる点がありますが、基本的な流れとしては以下のようになります。

①(初回)カウンセリング

②トレーニング&栄養(食事)指導

③効果測定 ⇒ 振り返り&リ・プラン

④目標達成

 

 初回カウンセリングで目標や期間などについて話し合い、ご入会後は②と③を繰り返し行うという流れです。このように、トレーニング&食事指導 ⇔効果測定を繰り返し行うことにより、現在の取り組みを軌道修正しつつ、目標の達成を目指しくという訳です(それぞれの具体的な取り組みについては、次回の記事でご紹介させて頂きます)。

 

いかがでしたでしょうか。パーソナルトレーニングジムは、目的やトレーニング経験の有無、年齢にかかわらず、どのような方でも通える!ということをご理解いただけたかと思います。

ということで次回は!!
入会したらどんなトレーニングをするのか、どのように食事の指導をされるのかなど、細かな部分まで具体的にご紹介をしてまいります!

パーソナルトレーニングジムに通おうかなぁ~と考えている方は、ぜひ次回もご覧ください!最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

👇パーソナルトレーニングジム特集②

👇パーソナルトレーニングジム特集③

👇パーソナルトレーニングジム特集④

頑張っているのに痩せない。その原因はダイエットの大原則が出来ていないから

こんにちは。本日の記事はニッシーがお送りいたします。

皆さんはダイエットの大原則をご存じでしょうか。ダイエットを頑張っているのに痩せない...という方も、このダイエットの大原則をしっかり使いこなせれば、ダイエットがきっと成功します!!それではさっそく解説していきます。

 

ダイエットの大原則について

ダイエットの大原則とは「カロリーの収支」と呼ばれているものです。

例えば、車がガソリンを給油して、そのガソリンを燃やして動いているように、人はカロリーと呼ばれるエネルギー源を、体の外から食事を通して摂取し、体の中でカロリーを消費して活動をしています。このカロリー収支を簡単に言うと、

・摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければ痩せる

・摂取カロリーよりも消費カロリーの方が少なければ太る

というものです。

・・・・。

そんなのわかってるよ!と思われる方も多いと思います。しかしダイエットに苦戦している方は、このことがちゃんと出来てないのです。

そこで!「何故ダイエットがうまく行っていないのか?」頑張っているのに中々痩せないと嘆く方が陥りがちな、2つのケースに着目して、具体例を用いながら解説していきます(痩せるではなく、太れないという方は、今回の記事を逆にとらえて読んでみて下さい)

 

ダエイエットの間違いでありがちな2パターン

【パターン1:間食で予想外に太る人】

わかりやいように、大雑把な例を用いて説明していきます。

体重60kgのAさんは日々ダイエットに励んでいます。

・週2回スポーツジムで1時間ずつマシンでバイクやウォーキングなどの有酸素運動をしています。

・食事や間食についても、以下の❶~❸のように、普段から気を使っています。

❶月に3回ほど職場でお土産の差し入れがありますが、全部は食べず1回あたり3枚だけ食べるようにしています。ですので、お菓子はほぼ食べていません。

❷お菓子を食べるといえば、月に1回ほど自分へのご褒美という事でモンブラン&罪滅ぼしのスムージーを飲食しました。

❸友達とちょっと出かけた時に1回だけスターバックスのフラペチーノも飲みました。

👇

まずは、この場合のAさんの【消費カロリー】から考えてみましょう。

・体重60キロの方であれば、1時間のウォーキングで消費できるカロリーは190kcalほど(Kcal=カロリーの単位です)。

・1ヶ月を4週として換算すると、月に8回ウォーキングしている事になります。

・190kcal×8回=1520kcal
これがAさんが1か月間スポーツジムで頑張って消費したカロリーになります。

 

次にAさんの【摂取カロリー】について考えてみます。

❶月に3回の職場のお土産。食べるのは3枚だけ。ここでは職場のお土産の例として、白い恋人で考えてみましょう。
・白い恋人は1枚で60kcal程です。

・3枚だけ食べたので1回当たり計180kcal。

・月に3回ほどお土産を食べる機会があるので180kcal×3で540kcalの摂取です。

❷月1回、ご褒美のモンブランとスムージー
・サイズや種類にもよりますが、モンブランは一切れでざっと425kcalとします。

・スムージーは150kcal程

❸スターバックスのフラペチーノ
・この秋発売の「焼き芋ブリュレフラペチーノ」は359kcalだそうです。

全てのカロリーを足すと540+425+150+359で1474kcalでした。

 

カロリーの収支の結果は、
👉摂取カロリー(1474kcal) – 消費カロリー(1520kcal) = マイナス46kcalでした。

如何でしょうか?

Aさんはお菓子を週に1回以下、それも3枚だけしか食べていません。ご褒美のケーキを含めても週に1回しか甘い物を食べていません。フラペチーノも月にたった1杯だけ。しっかり我慢できています。

対して、週2回もジムに行って、有酸素運動を月8時間も頑張っています。

感覚的には、もっともっと消費カロリーの方が多い気がしませんか?これだけ頑張っているのだから、そうであって欲しい!!ですよね。

しかし、残念ながらこれで消費カロリーと摂取カロリーはほぼ釣り合っている。というのが現実なのです。

この現実が理解できていれば、お土産(=190kcal)をもらった時に、食べる代わりに、もう1時間運動するかどうかの天秤にかける事ができます。

1時間さらに運動を増やすのが嫌であれば、お菓子は半分だけにしておこうといった選択も出来る様になるはずです。

どれくらいのカロリーを摂取⇔消費しているのか?この感覚を大まかに養う事が大事となるのです。

 

【パターン2:休日で予想外に太る】

続いてのパターンです。

Bさんは、仕事で歩いたり、家事をしたりして1日に1700kcalを消費します。

一方で接種カロリー。まずは平日
野菜中心のヘルシーな食事を心がけており、一食あたりの接種が500kcalになるように計算して食べているそうです。

そうすると1日の総摂取カロリーは1500kcalとなります。カロリーの収支(1日の摂取カロリー ー 1日の消費カロリー)からすると、1500kcal-1700kcal = マイナス200kcalとなり、1日200kcalずつ減っていき、平日の5日間で合計1000kcalもマイナスできているということになります。

そして、土曜日
朝食と夕食はいつも通りにヘルシーな食事をとりました。

ただし、昼ごはんに「マックのバリューセット」を頼みました。1食だけで1100kcalあるので、通常は1食500kcalにしていたBさんからすると+600kcalです。

続いて、日曜日
朝食と昼食はいつも通りにヘルシーな食事をとりました。

夕食も平日と同じ500kcalの食事。ただし、、、晩酌で500mlのビールを1本と、そして、締めでカップラーメンを食べました。

500mlのビールは200kcalほど。カップラーメンは350kcalほどですので、ビールとラーメンを合わせて+550kcalになりました。

するとどうでしょう?

土日の贅沢だけで600kcal+550kcal=1150kcalになり、平日にヘルシーにして稼いだ【マイナス1000kcal】を上回ってしまいました...

このカロリーの感覚を持っていれば、チートデイ!といって休日に贅沢をする時に、

・ビールは500mlではなく、350mlの小さなものや、ハイボールにしようかなとか、

・ラーメンはインスタントにしておこうかなとか

・普段の食事をもう少しヘルシーにしようかなとか

・運動をして消費カロリーをもっと増やそうかなとか

上記のような選択肢の中から適切な判断ができるようになるはずです。

 

ワンポイントアドバイス!!

「間食で予想外に太る人」と「休日で予想外に太る人」。このような方が普段どんなことを意識して過ごせばよいか?続いてご説明していきます。

①食事と運動で1日あたりマイナス240kcalを意識する

ずばり【適切な食事+運動】でカロリー収支をマイナスに!!しましょう。
例えば、休日に予想外に太るBさんが、Aさんのような有酸素運動の習慣(マイナス月1520kcal)をつけられると、体重は着実に減っていきます。

1日あたりに換算すると、1日に240kcalほど消費が摂取カロリーを上回るようにしていくと、1か月で1㎏脂肪が燃焼出来る位のカロリーになると言われています。

ですので、食事や運動において、いつもより【マイナス240kcal】になるような運動時間や強度、食事の選択を心掛けてみて下さい。

 

②体重をモニタリングする

「摂取カロリーと消費カロリーの収支については理解したけれど、そんな計算めんどくさくてできないよ!」

そんな方には体重のモニタリングを推奨いたします。

やり方は体重を毎日(ほぼ同じ時間で)測定するだけ。体重が増えた時は摂取カロリーの方が多く、体重が減った時は消費カロリーの方が多かったと判断できます。

体重は「日内変動」と言って、水分量などで1日に2㎏も変動する事があるので、できるだけ同じ時間帯に測定し、1週間単位で平均値をとりましょう。

この1週間ごとの変動値を見て、自分の普段の生活習慣でどんな過ごし方をした週が体重が減るのかをモニタリングしておく。そうすれば、計算をしなくてもその週と同じような生活を心がけるだけで、痩せていく生活習慣を手に入れられます。

 

如何でしたでしょうか。
本日はダイエットの大原則「カロリーの収支」を具体例を用いながら解説しました。頑張っているのに中々痩せないと感じる方は、是非本日の内容を意識して生活してみて下さい!

 

~関連する記事~

ヒップアップ♡エクササイズで垂れ尻を卒業!!

皆さんこんにちは! 今日も元気な、ななねぇです! 今回は皆さん待望(?)のヒップアップをテーマにお話をしていきます!

・ここ最近、鏡を見てお尻がたれてきた気がする・・・ 
・お尻が垂れてきたから、緩めのパンツやスカートで隠してしまえ! 
・お尻が引き締まっていたら、もっとかっこよく服を着こなせるのに! 
なんて思っている方もいるのではないでしょうか? 

そもそも、お尻はなぜ垂れてしまうのか。その原因と改善の為のヒップアップエクササイズをご紹介いたします! 

ななねぇのヒップアップ写真

 

お尻はなぜ垂れるの? 

その原因は・・・ 普段の立っている時の【姿勢】に有ります! 

なぜ普段の姿勢に関係があるのかというと、、、まずは下の写真をご覧ください。姿勢で重要となる部分を5つの黄色◯でプロットし、線で繋いだものです。写真ではこの中の一つ、足の付け根(骨で言うと大転子)の部分が前に出てしまっています。そうなると、骨盤(赤い三角の部分)が前に倒れて、腰が反っている、つまり反り腰の状態になり、お尻の筋肉が上手く働いてくれず、どんどん垂れ尻に・・・

悪い姿勢により反り腰になっている写真

な、の、で!
良い姿勢を作り、保ち、エクササイズをすることで、ヒップアップに繋げていきましょう!

良い姿勢とは、右下の写真のように、黄色◯のポイントがある①耳たぶ、②肩の先端、③足の付け根(大転子)、④お膝の横、⑤外くるぶしが、一直線になっている状態です!

良い姿勢と悪い姿勢の比較

反り腰になってしまう理由としては、腹筋が上手く働いていないことや、腿(もも)の前を過剰に使ってしまっている、腿の裏の筋肉が働いていない… など様々な要因が考えられますが、今回はヒップアップということで、お尻 & 腿の裏の筋肉をしっかり働かせてあげることに着目していきます! 

 

垂れ尻予備軍、反り腰チェック! 

まずは、自分が反り腰がどうかをチェックしてみましょう。腰が痛いんだよね。寝起きはなぜか腰が痛い。など、無意識の状態で骨盤が前に倒れ、反り腰になっている方も多いです。この反り腰チェックで自分の体を知りましょう! 

やり方は超簡単!↓ 

☆チェック☆
仰向けに寝て、足を自然に伸ばす。
そして、床と腰の間に手を入れてみましょう。

☆OK!! 👉指1,2本分のわずかな隙間であれば、問題なし! 
☆NG!! 👉腰と床の間に”手がするっと入ってしまう”ような大きな隙間が出来ている場合は、反り腰の可能性が大です! 

反り腰チェックのOK、NGの比較写真

皆さん、反り腰チェックはどうでしたか?? 反り腰な方も、隠れ反り腰な方も、今は垂れ尻じゃなくても、そのままの状態で年月を過ごすと 、どんどん垂れ尻さんになっちゃいますよ!!!! 

 

ヒップアップエクササイズ 3選!! 

垂れ尻をどうにか引き締めたい 、垂れ尻デビューしたくない反り腰さんな方!!!! ななねぇは、そんな皆さまの味方です!(笑) 垂れ尻を回避&ヒップアップをしたいなら、一緒にこのエクササイズをやっていきましょう! 

ヒップアップのためには、腰を反らさず【お尻の筋肉を動かす事】骨盤を正常な位置に戻すために【腿の裏の筋肉もしっかり働かせる事】が大事になってきます。 この点を踏まえて、おすすめエクササイズを3つ選びました。それでは、早速やっていきましょう! 

 

①ヒップリフト(お尻Ver.) 

まず始めは、腰が反らないように”お尻の筋肉を使っていく”エクササイズからスタートします。 

●やり方 

ヒップリフトの写真

・膝を立てた状態で仰向けに寝ます(スタートポジション)。この時、膝の角度は90度くらいを目安に。

・お尻をきゅっと締めながら、肩・お腹・膝が一直線になるようにお尻を持ち上げます。 

・そのままスタートポジションに戻る。 この動きを繰り返し行いましょう!

●セット数
10回3セット(余裕であれば回数多めでもOK!) 

●注意点
お尻を上げすぎると、腰を反らせるエクササイズになってしまい、反り腰を誘発、悪化してしまうので要注意です。ヒップリフトでお腹を持ち上げすぎてしまっている写真

☆肩・お腹・腰が一直線なのか?腰が反っていないか?不安な方へ☆
チェックポインは「お尻を上げた時に、膝のてっぺんが見えること」です 。これを指標に正しいフォームで実施しましょう!

肩、お腹、膝が一直線になっているか確認する写真

 

②ヒップリフト(腿裏Ver.)  

お尻に続いて、腿の裏も同じ動きで動かしていきます。 このエクササイズでは、お尻と骨盤~太ももの骨についている腿の裏の筋肉も同時に使うことで、骨盤が正常な位置に引っ張られ、反り腰を改善させていきます。 

●やり方 

腿裏のヒップリフトの写真

・ヒップリフトと同じポジションをとります。

・但し、足の位置は①のヒップリフト(お尻)の時よりも、体から一足分遠く離し、両方のつま先をくっつけます。

・このポジションのまま、ヒップリフト同様の動きを行う。 

動きは、①のヒップリフト(お尻)とほぼ同じですが、足を遠い位置にすることにより、お尻よりも腿の裏の筋肉が反応してくれますよ! 

●セット数 
10回3セット(余裕であれば回数多めでもOK!) 

●注意点
①のヒップリフトと同じで、お尻を上げすぎない!

腿の裏にきいているか分からない…という方へ☆
お尻を上げた位置で、腿の裏に触れてみましょう。硬くなっていれば、しっかり腿の裏の筋肉が使えています! 

 

クラムシェル 

お尻の筋肉の働きには、膝を外に開く役割もあります。ですので、最後に膝を外に開く動作で、さらにお尻の筋肉を動かしていきましょう! 

●やり方

クラムシェルの写真

・足をそろえて横向きに寝て、膝と股関節が90度になるようにポジションを取る 。

・足は揃えたまま、上になっている方の膝のみ開いて、閉じる。この動きを繰り返し行いましょう!

●セット数 
10回3セット

●注意点
・膝を開く際に骨盤が動かないよう、上の手で押さえておきましょう。 骨盤が動いてしまうと、お尻の筋肉はあまり働いてくれません!  

・この時も腰が反っていないか実際に触って確認してみてください♡ 反っていたらNGでございます! 

☆感覚がいまいち分からない方へ☆
足を外に開いた位置でお尻を触ってみて、硬くなっていればお尻の筋肉を使えている証拠です! 

 

みなさん、ヒップアップのために必要な事や、エクササイズのやり方は分かりましたでしょうか?ちなみに、①②③の種目で”腿の横側”や”腿の前側”が疲れる方は、ストレッチで筋肉を柔らかくしてから再度やってみてくださいね♡ 

 今回の3種目は、簡単な動きなので、TVを見ながら、携帯をいじりながらでも取り組めるので、とてもおススメの種目です! 私もほぼ毎日このエクササイズに取り組んでいます♡  

もっと強度の高い種目も多々ありますが、またの機会に♡
 みんなで一緒にヒップアップしていきましょう! 

 

~関連する記事~

脇肉を引き締めたい方は集合!! ~たるみの原因&引き締めの2ステップを伝授~

こんにちは!たっちーです!
最近は気温が高く、暑い日が続いてますね~。ちなみに私は海水浴やBBQのような夏の行事が好きなので四季の中で夏が一番好きです😊

夏になると薄着になり、肌の露出も増えると思います。と同時に【脇肉】が気になる季節でもありますよね。私はパーソナルトレーナーという仕事の関係で、様々なお客様から脇肉を引き締めたい!という要望を多くいただきます。

そこで!私も脇肉を引き締めたい!と思ったみなさまへ!!この記事では、自信を持って薄着を着こなしていただくために、脇肉の引き締め方について詳しくご紹介してまいります。「脇肉がたるむ原因」「脇肉を引き締めるエクササイズ」をご紹介していく必見!!の内容となりますので、どうぞ最後までご覧くださいm(_ _)m

脇肉の写真

 

 

脇肉がたるんでしまう原因

実は、脇肉がたるんでしまう原因には2つのタイプがあります。
「脂肪が多い」タイプと「筋肉がたるんでいる」タイプの2つパターンです。
まずは、この2つの違いからご説明してまいります。

 

①脂肪が多いタイプ

この場合は「運動を継続的に続けること」と「正しい食生活」を行うことで脂肪を減らすアプローチをする必要があります。

脂肪を減らすための原則があるんですが、皆さんご存知でしょうか?
その原則は、、、

「人は消費するカロリーよりも、摂取するカロリーが多くなると太る」

超シンプルですね!つまり、運動頻度を増やして消費するカロリーをあげ、正しい食生活で摂取するカロリーを抑えれば、脂肪は落ちるということです。

ただ、1日1食~2食のように食事量を極端に減らして運動すると、筋肉も落ちてしまい代謝が下がってしまうので注意が必要です。

※有酸素運動や栄養バランスについての記事リンクを文末に貼っておきますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

ただし、残念ながら脇肉だけを狙って!脂肪を落とすということはできません。そこで、今回の記事では以下の「筋肉がたるんでいるタイプ」にフォーカスしてお話しを進めていきます。現代の社会生活が大きな要因となっており、多くの方々が該当する内容となっておりますので、注意してくださいね。

 

②筋肉がたるんでいるタイプ

この話しの前提として、まずは脇肉に付いてる「広背筋」という筋肉について説明をします。

広背筋の位置のイラスト

この筋肉は、主には「バンザイをして開いた脇を閉じる動作」と「腕を後ろに引く動作」の時に働きます。この広背筋という筋肉が機能しなくなることで、脇肉がたるんでしまうのです。

広背筋が働く動作の写真

 では、なぜ広背筋は働かなくなってしまうのでしょうか?
それが、現代の社会生活が大きな要因と述べた点です。

みなさんは、デスクワークやスマホを触るときに、無意識に【猫背】になっていませんか??

デスクワークやスマフォによる猫背の写真

広背筋の働きとしてお伝えした「脇を閉じる動作」や「腕を後ろに引く動作」を実際に試すと、動作の際に「胸を張っている」ような感覚があるのが分かると思います。

しかし、猫背になると上半身の筋肉は以下のような状態になります。

・上半身の前側の筋肉 →縮こまる

・広背筋 →前側が縮こまることで広背筋は引っ張られてしまい筋肉が機能しない

猫猫により筋肉が機能しない写真

猫背の姿勢を続けることで、背中が丸まった状態で固定されてしまうので、胸が張れなくなります。そうなると、常に広背筋が機能しなくる=脇肉がたるんでしまうのです。

 

脇肉引き締めエクササイズ

前述の広背筋がたるんでしまう原因を踏まえると、、

【Step1】まずは下準備として!「胸を張れるようになる」

【Step2】そして!「広背筋を鍛えるトレーニング」

の順番でエクササイズを行うことが大切となります。そもそも、胸を張ることができないのに、広背筋のトレーニングを頑張っても、残念ながら効果が限定的になってしまいます。。。

 

ちなみに、この胸を張ることを「胸椎伸展」と言います。

胸椎伸展をするためには、胸椎という肩甲骨があるエリアの背骨の可動域と、肩甲骨の可動域を改善する必要があるので、胸椎 → 肩甲骨の順番でエクササイズをご紹介します。

胸椎と肩甲骨の位置のイラスト

もちろん、このエクササイズだけを行えばOK!!というわけではなく、まずは「普段の生活から良い姿勢を心がける」ことが大事となります。この点も忘れないでください。

 

胸椎伸展のセルフチェック!!

エクササイズの前に!まずは、自分が正しく胸椎伸展できているか?チェック!してみましょう。これからご紹介する種目の中で「自分はどの種目をやれば良いのか」が明確になるので、オススメです!

【やり方】
あぐらになり、お尻、腰、背中、後頭部、肩、肘、手の甲を壁にくっつけてみましょう。

胸椎伸展をチェックする写真

 

【結果】
以下のような場合は問題有りです。つまり胸椎が伸展できていないことになります。

・そもそもこの姿勢が取れない

・この姿勢がキツイと感じる

・腰に隙間がある

・顎が上がってしまっている

胸椎伸展ができていない場合の写真

このチェックで問題有りの方は、まずは、

①胸椎伸展可動域改善エクササイズ→②肩甲骨可動域改善エクササイズの順番で、広背筋を効果的に鍛えるための下準備をしてから、

③広背筋を引き締めるエクササイズ!!の流れで進めましょう。

 

チェックで胸椎伸展に問題が無ければ、
③広背筋を引き締るエクササイズだけでもオーケーです!!

 

それでは、さっそくはじめていきましょう!!

・用意するもの:バスタオル5枚

バスタオル5枚を重ねた写真

 ※今回はバスタオルを使用して説明していきますが、フォームローラー or ストレッチポールをお持ちの方は、そちらをご活用下さい。

 

①胸椎伸展の可動域改善エクササイズ 

広背筋を引き締めるための下準備として、まずは、胸椎という肩甲骨があるエリアの背骨の可動域を改善していきます。

【やり方】
・バスタオル(5枚重ね)を肩甲骨の下に敷いて背中を丸めます。この時に膝を90度に曲げましょう。

 

・みぞおち辺りから上を反る

・反り終えたら「2回」呼吸をして開始姿勢へ

・一連の動作を10回行います。1セットでOKです

【注意点】
腰を反らないように気をつけましょう!

 

②肩甲骨の可動域改善エクササイズ

続いて2つ目の下準備として、肩甲骨の可動域を改善していきましょう。

【やり方】
・バスタオル(5枚重ね)に頭を乗せ、横向きとなった状態で前ならえ、上の足は前に出す

 

・胸を張るようにして、片腕を反対方向へ開く

・限界まで開いたところで「2回」呼吸をして開始姿勢へ

・一連の動作を10回行います。このエクササイズも1セットでOKです

 

【注意点】
胸を開くときに、膝が浮かないように気をつけましょう!

 

③広背筋を引き締めるトレーニング 

お待たせ致しました。それでは、広背筋を引き締めるトレーニングを行っていきましょう。ここからが本番ですよ!

【用意するもの】
バスタオル1枚

【やり方】
・顎を引いた状態で、うつ伏せの姿勢になり、手足を伸ばし、両手でバスタオル(1枚)を握る

 

・胸を床から離し、バスタオルを首の後ろに向かって引く

・胸を床に付けながら、手を伸ばし、最初の状態に戻りましょう

・一連の動作を10回、これを【3セット】おこないましょう

 

【注意点】
腰を反らないように気をつけましょう!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?それでは、最後にこの記事について簡単にまとめます。

・脇肉がたるむ原因は「脂肪が多いパターン」と「筋肉がたるんでる」パターン。

・脂肪が多いパターンの場合は、
 消費カロリーを増やして、摂取カロリーを減らす必要がある。

・筋肉がたるんでるパターンの場合は、
 ①猫背にならないように、普段から良い姿勢を心がける。
 ②ご紹介した3つのエクササイズを行なう。

というような点がポイントになります。

ちなみに、広背筋の引き締めトレーニングは普段ジムで重りを使ってトレーニングしている私でもキツく感じます(笑)みなさんも、ぜひ記事の内容を実践していただき、自信をもって薄着になれる!脇肉のたるみのないカラダを目指しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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