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パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!

こんにちは!こじろうです!今回でパーソナルトレーニングジム特集3回目となります。今までのPART1&2では、以下のことをご紹介してきました。

●PART1
パーソナルトレーニングジムに入会を考えている方に向けて、そもそもパーソナルトレーニングジムとはどんなジムなのか?

●PART2
実際のトレーニングや食事指導の内容について

本題である今回は…タイトルの通り「パーソナルトレーナーの仕事の裏側」をご紹介していきます!パーソナルトレーナーは普段どんなことを考えて、何をしているんでしょうか?まさか、鳥のささみ&ブロッコリーのことばっかり考えている。なんて思ってませんよね?(笑)

お客さまの目的を達成するために、トレーナーがやることは実はたくさんあります!(トレーニング指導だけではないのです)

今回の記事では、理想の身体に近づくためのヒントも散りばめられているので、パーソナルトレーニングジムにまだ通ったことが無い人や、自己流でがんばっているけどなかなか結果がでない人、また、これからパーソナルトレーナーになろう!としている皆さんもぜひご覧ください。

それでは、私こじろうの勤めているBodyBaseを例にパーソナルトレーナーの裏の顔を覗いてみましょう!👀

トレーナーの1日はまず店舗のオープン作業から始まります。メールをチェックしたり、清掃したり、ロッカー準備したり・・・オープン作業が終わったら、営業開始までに当日予約が入っているセッションの準備をします。

この準備というのは、トレーニングプランの作成はもちろん、その日のお客様に「聞きたいこと・伝えたいことの整理」も含まれています。これらの情報はタブレットの中の【カルテ】に全て記載されております👇

もう少し詳細にカルテの情報をご紹介すると、、、

・お客様のプランである「目的・目標」

・パーソナル面である「お客さまの内面的部分(性格、価値観、感性)の特徴」

・当日のトレーニングメニュー

・前回セッションの記録

・食事(栄養)への取り組み内容

等々が書かれています。これらの情報を全て組み合わせて当日のトレーニングメニューを作成していきます。

 

トレーニングメニューを考えるにあたって

当日のトレーニングメニューを考えるにあたって重要となるのは、お客さまの「現在地と、そこに至るまでの道のり」です。つまり、どのぐらい目標達成に近づいているか、その過程はどうだったか?というような点です。

 

👤Aさんの場合(来店2ヶ月目、ボディメイク)

目標を達成するには、質・量ともにハードにトレーニングをしたい。ただし、身体機能の評価をした結果、身体が硬くて正しいフォーム(=実践しているトレーニングの”効果を最大限に高められる”姿勢)でトレーニングができない可能性がありました。そのため、最初の1ヶ月目はしっかりと柔軟性を獲得しながら、トレーニングは簡単な種目から実施しました。

その結果、来店2ヶ月目となる今は、消費量をアップさせるために強度が高いトレーニングができる身体を目指せるまでに移行することができました。

このような考え方は食事(栄養)指導においても同様です。炭水化物よりも脂質(炭水化物と比較してカロリーが倍)の量が気になるので、お米を減らすより、揚げ物を減らすことから始めよう。ただ、Aさんは揚げ物が好きで週6回も食べている。いきなり週1回にするのはストレスが大きすぎるので、まずは週3回に減らすところから。そこをクリアした2ヶ月目は、週1〜2回に減らすことにチャレンジ(提案)して正しい食生活をより意識づける。というようなプランです。

また、運動にしろ、食事にしろ、お客さまの性格面を考慮することも重要です。「とことんストイックにやりたい」という方には負荷の高いトレーニングを積極的に実施する。逆に「キツいのはあまり好きじゃない」という方には、いきなり負荷をかけずに一歩ずつゆっくりクリアしてもらう。このように、お客さまの内面的な部分に寄り添った取り組み方を提案します。

もちろんストイックに取り組んだ方が早く結果はでます。しかし、それよりも重要なことがあります。それは【継続して運動と食事を取り組むこと】です。

そのためには、目の前にいるお客様にとって適切なプランを立てるように日々意識する。これだけの情報をまとめるとなると、1セッション(=60分)に対して、数時間の準備を要することもあるので、時間が足りない場合は前日などの空き時間を使うことも少なくありません。

 

セッションでのスタンス

トレーニングメニューの組み立てが終わると、いよいよセッションです。事前に立てたメニューを基にトレーニングを進めていくのですが、ここでもただメニュー通りにするわけではありません。

トレーニングが始まる前には、体調のチェックをします。「今日の体調はどうですか?」という質問に対して、例えば「仕事が忙しくて疲れている」「たくさん歩いて腰が痛い」などの話があれば、トレーナーは「今日は負荷が軽めのトレーニング種目に変更しよう」だったり「最初に腰の張りを和らげるメニューを追加しよう」などを考えています。

体調に問題が無くメニュー通りに進んでいた場合でも、お客さまから身体や食事に対して質問があった場合は、途中からでもメニューを変更したり、トレーニングを一度ストップして食事の提案をしたりします。トレーニングメニューを正確に実施することは大切ですが、お客さまのその日その時に合わせた対応ができるように準備しておくことも、我々パーソナルトレーナーの役割だと考えています。

セッション終了後は、お客様に提供したトレーニングメニューやお客さまの状況を振り返り、課題を洗い出して次回に備えます。また、他の担当トレーナー、場合によっては他店舗のトレーナーとも連携・相談し、あらゆる視点から改善策を模索していくことも多々あります。

適切なトレーニングは「机上のプラン+セッション」、さらにはお客様とのコミュニケーションを通じて、ようやく出来上がっていくのです。

 

お客さまのストーリーを考え、ともに歩むこと

他にも適切なプランを作成するために大事なことがあります。お客さまの声にしっかりと耳を傾け、お客さまの「真の目的」を知ることです。

ダイエットを例にしてPART1の記事でもお話をしましたが、目的=ダイエットと設定することは少ないのです。ダイエットと一言にいっても単に痩せたい(体重を落としたい)という単純な理由だけにはとどまらないからです。

・ボディラインをきれいに見せたい。
・シェイプアップをしたい(女性であれば例えば、太ももの引き締め)
・引き締めつつ筋肉をつけたい(男性であれば例えば、胸の筋肉の肥大)

etc...

ダイエットとは目的を達成する手段にしか過ぎず、実際には

「若い頃に着ていたズボンをもう一度履きたい!」
「Tシャツを着た時に男らしいと思われる体型になりたい!」

といったような、真の目的が隠れているケースが多いのです。これは、お客さま自身も気づいていないケースが多く、我々パーソナルトレーナーと日々コミュニケーションをとる中でお客さま自身が本当になりたい姿は何か?に気づくことがあります。

あたりまえのことかもしれませんが、この「真の目的」をしっかりと見据えることで、ゴールまでの道のり、つまりはお客さまの未来予想図となる一連の「ストーリーをしっかり描く」ことができるのです。

先ほどまでは「現在地となるセッション」までの話にフォーカスして書きましたが、この未来に至るまでのストーリーをしっかりと描き「パートナーとして”とともに歩む”」ことができるトレーナーこそ、優れたパーソナルトレーナーであると考えています。

お客さまの様々な状況を踏まえ、このストーリーも常々変化させていかなければならない。そこがとても難しいのですが...^^;

いかがでしょうか?意外とトレーナーも色んなこと考えていると思いませんか?笑
「パーソナルトレーナーの仕事=カラダを使うこと」と思われがちですが、実は「頭を使っている時間の方が圧倒的に多い」のです。

 

知識と技術の習得

パーソナルトレーナーとしての仕事はそれ以外にもたくさんあります。店舗の運営業務はもちろん、勉強をしていたり、自主的にトレーニングをしたり...

トレーナー自身がトレーニングをする理由とは何でしょうか?「お客様に指導をする以上、説得力のある身体を作るため」。もちろんそれもありますが「自分の身体で試すことによって、そのリアルな体験をお客様に還元できるから」という理由もあります。ある種、自分を使った人体実験のようなものです(笑)が、この経験は教科書から得る知識よりも、断然目の前のお客様に役立つ情報となるのです。

また、フィットネス業界では知識をはじめとする様々な情報が常に新しくなります。長年正しいと思っていたことがある時に突然くつがえる。というようなことも珍しくありません。情報をアップデートすることこそ、お客さまのプランづくりや運動、食事指導の原点となるので、知識や技術の習得も欠かさずにおこなっています。

 

まとめ

今回ご紹介したようなパーソナルトレーナーの仕事の根底には、世のトレーナーそれぞれが考える「行動指針」のようなものがあるかと思います。

パーソナルジム(会社)、トレーナーによって考え方の違いはあれど、
共通することは、
👉いくらトレーナーだけが頑張っても【お客さま自身の継続的な実行がなければ結果はでない】という点です。自分を変えるのはお客さま自身でしか成しえず、トレーナーができるのことはサポートだけなのです。

だからこそ【お客さまの気持ちに寄り添う】【お客さまの本気・継続していく気持ちを引き出す】ということがトレーナーの仕事としてとても大切であり、大きなウエイトを占めると考えています。

以上「パーソナルトレーナーの仕事の裏側」のご紹介でした。参考になる点はありましたでしょうか?この記事をきっかけに、少しでもパーソナルトレーニングに興味を持っていただけたら幸いです(興味を持った方はその勢いで近くのパーソナルジムを探しちゃいましょう!🔍)

皆さんにより良いトレーニングライフが訪れますように!ご精読ありがとうございました。

 

👇パーソナルトレーニングジム特集①

👇パーソナルトレーニングジム特集②

👇パーソナルトレーニングジム特集④

パーソナルジムでのトレーニング指導を知ろう!

皆さん、こんにちは!パーソナルトレーニング特集の2回目の記事です!! 前回の「パーソナルトレーニングジムとは?まずは基本を知ろう!」は、ご覧いただきましたでしょうか?

パーソナルトレーニングジムに入会を考えている方に向けて、そもそもパーソナルトレーニングジムとはどんなジムなのか?以下のような点についてご紹介しました。

・お客さまの目的・目標の達成に向けてトレーナーが最善のサポートをする

・想像しているよりも通いやすい

・短期集中型や中長期継続型のジムがある

・入会後の目標達成までの流れ 等々

そして今回の記事では、皆さんがもっとも気になっているであろう「パーソナルトレーニングジム入会後には、どんなトレーニングをするのか?」という点について、私たちBodyBaseを例にしつつお話をしてまいります。では早速!!

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~パーソナルトレーニングジム特集~
●PART1!! パーソナルトレーニングジムとは? まずは基本知ろう!
●PART2!! 今回の記事  パーソナルジムでのトレーニング指導を知ろう!
●PART3!! パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!
●PART4!! パーソナルトレーニングジムとしてのあるべき姿を考える ~私たちの想い~

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カウンセリングと目標設定&プラン

入会前には「カウンセリング」を行います。カウンセリングでは、お客さまの目的(例えば、理想とする体型)や、達成したい期間、運動や食事の現状、過去の運動経験、身体に関する不安(腰や肩の痛み)、現在のライフスタイルetc..のお話しを聞きつつ、体組成(体重、体脂肪率、BMI、筋肉量 等)の測定結果とも照らし合わせながら「目的に対して運動や食事にどのように取り組んでいったらよいか」など、入会後の取り組みについて「大まかな方向性」をご説明します。また、料金や予約方法などのサービス面のご説明もおこないます。

カウンセリングを受けたらといって入会が必須という訳でもありませんし、カウンセリングは無料で受けられるジムが多いので、気軽に予約(相談)してみる。また、気になるジムにいくつか足を運んでみることをおすすめします。

ご入会後は、カウンセリングでお聞きした情報や体組成測定の結果をもとに、
①具体的な目標を設定し、

目標達成に向けたトレーニングプランや食事(栄養)への取り組み

を作成&話し合っていきます。前回の記事でもふれましたが、①や②の精度を高めるためにも、カウンセリングの場でトレーナーに「自身のなりたい姿」や「改善したい身体の状態」をしっかりと伝えることが重要となります。

【補足 BodyBaseの場合】ご入会後は約10項目に及ぶ「身体機能評価」をおこなうことで、身体の現状をチェック(動きの適切な評価)をします。これによりプラン、ひいてはトレーニングの精度を高めていきます。

どんなトレーニングをするの?~BIG3を知ろう~

では、本題のトレーニングについてご紹介していきます。目的の違い(ボディメイク、健康増進、腰痛・肩コリの改善 等々)こそあれど、多くのジムが「BIG3」をメインにしたトレーニング指導が行われています。

BIG3?何のこと?ですよね。BIG3とは「デッドリフト」「スクワット」「ベンチプレス」の3種目の総称です。

BIG3は「フリーウエイト(=軌道が確保されていないトレーニング)」となるので、自らで動きをコントロールする必要があります。これにより、マシンを使用したトレーニングと比較して、より多くの筋肉を使うことができ、代謝や内分泌系(ホルモン関係)などに良い影響を与え、筋肉量upや筋力向上も効率・効果的に行えます。

もう少し簡単に。例えば、ボディメイクにおいては、他の種目に比べて全身満遍なく鍛えることができるため、消費カロリーが多いのが特徴です。

車で例えるなら、燃費の悪い走り方をしているようなものです。急ブレーキや急発進をすると車に負担がかかり、その分ガソリンを使うのと同じように、全身の筋肉に負荷をかけるような運動をした方が、より沢山のエネルギーを使うので、痩せやすく・引き締まりやすくなる!というわけなのです。

実際に各種目でどの筋肉が使われるのかを簡単にご紹介します。

①デッドリフト
【使う筋肉】 →臀筋(お尻)・ハムストリングス(もも裏)・僧帽筋中部・下部(背中)

②スクワット
【使う筋肉】→臀筋(お尻)・大腿四頭筋(もも前)・ハムストリングス(もも裏)

③ベンチプレス
【使う筋肉】→大胸筋(胸)・三角筋前部(肩の前側)・上腕三頭筋(二の腕)

 3種目のやり方は別の記事で詳しくご紹介しておりますので、下記のURLからご覧いただけると幸いです。
【デッドリフトのやり方(基本編)】
👉ルーマニアンデッドリフトの基本!! ~外してはいけない3つのポイント~

【スクワットのやり方(基本編)】
👉スクワットマスターへの道 ~スクワットの理解を深めよう編~

【ベンチプレスのやり方(基本編)】
👉そんなに簡単じゃないぞ!! まずはベンチプレスの理解から

 

パーソナルトレーニングジムに通う意義

カウンセリング ⇒ 目標設定&プラン ⇒ BIG3によるトレーニング。ここまでの話だけでは、極論ですが「プランを作成してさえもらえば、あとは24時間ジムでトレーニング(BIG3)をすればOKじゃん!!」となってしまい、パーソナルトレーニングジムに通う意義を見出すには不十分かと思います。

(わざわざ)「パーソナル」で「トレーニング」をする意義として、重要なことを2つご紹介していきます。

 

1.正しいフォームを習得すること

トレーニングの目的が何であれ、共通して言えることは正しいフォームで運動を行うことが重要。という点です。

「採点競技をやっているじゃないんだから、フォームなんてどうでもいい!」と思った方もいるかもしれませんが、正しいフォームというのは、
【✕】見た目的にフォームが美しいということではなく、

【◯】実践しているトレーニングの”効果を最大限に高められる”フォーム(姿勢)である
ということです。

ぱっと見た感じで「綺麗なフォームで出来ている方」はいても、「正しいフォームでできている方はとても少ない」のです。これはパーソナルトレーナーだからこそ分かるのです。ではここで、実際にBodyBaseに通われているお客さまを例をご紹介したいと思います。

【お客様のデータ】
・20代女性・細身の体型

・目的:昔から太いままの太ももを引き締めること(お腹や腕周りなど、太もも以外の部位は既に引き締まっている)

BodyBaseに通う前から太ももを引き締めるために、YouTubeなどを見て自宅でスクワットなどをしていたそうです。スクワットのフォームは以下のようなフォームです。

皆さんは、このスクワットのフォームを見て何か感じることはありますか?
綺麗なフォームじゃないかな?、え?何が悪いの?このように感じる方がほとんどだと思います。

しかし、パーソナルトレーナーの目線から見た時には、以下の3つの問題点があります。

★問題点① 目線が正面を向き過ぎていること

★問題点② 膝が内側に入ってしまうこと

★問題点③ 腰が反り過ぎていること

この3つの問題点があることにより、本来は下半身を引き締めるはずのスクワットの効果が最大限に活かされておらず、結果として”太ももが引き締まらない”状態になっていました。つまり「スクワットを無駄に頑張っていた」とも言える悲しい結果です...

もう一度繰り返します。正しいフォームというのは、見た目的にフォームが綺麗ということではなく、実践しているトレーニングの効果を最大限に高められるフォーム(姿勢)です。

この正しいフォームを引き出す・習得していただくために、パーソナルトレーナーは介在しているのです。そして、その具体方法が以下となります。

 

2.根本の原因を改善する

正しいフォームを習得するためには「なぜそうなってしまっているのか?」この根本となる原因を改善することが重要となります。

先程のスクワットを例にご説明すると…

①目線が正面を向き過ぎている
⇒目線を下げるように矯正をしていけばよいので、比較的簡単に改善します。

②膝が内側に入ってしまうこと
⇒太ももの筋肉が硬いせいで膝が内側に入っていました。よって太ももの筋肉を柔らかくするエクササイズを取り入れていきます。

③腰が反り過ぎていること
⇒腰が反る原因はいくつかありますが、今回のお客さまの場合は”腹筋が弱い”ことが原因で腰を反っていました。

結果、太ももを引き締めるためには👉腰の反りを改善する必要がある。👉その手段として、腹筋を強化する。つまり「太ももが目的なのに、なぜ腰?腹筋?」というような非常に難解?な取り組みに至るのです。

このように、スクワットでなぜ問題が起こっているのか、その原因を見つけることは専門家であるパーソナルトレーナーにしか出来ないことです。このように、目標の達成に向けて最善となる道を歩めることこそ、パーソナルトレーニングジムに通う意義だと考えています。

もちろんそのために!どのようなご要望やお悩みにも対応できるよう、世のパーソナルトレーナー達は日々知識・技術の向上を図っているのです。

 

食事(栄養)の考え方&どんなことをするの?

続いては、食事(栄養)指導、まずは「考え方」についてご紹介していきます。
基本的に、

・3食バランスよく食べる

・無理のない範囲で制限する

・ジムを卒状した後もでも続けられる正しい食習慣の獲得

我々BodyBaseですと、上記のような考え方に基づいた指導を行っています。

ただし、栄養指導に関する考え方はジムによって様々ですので、HPでのリサーチに加え、カウンセリングの際にもしっかりと確認するようにしましょう。

従来はわりと簡単に取り組みやすい「糖質制限」が主流でしたが、最近は無理なくバランスの良い食事制限を基本にしているジムが多いように感じます。

理由としては、無理な食事制限(糖質制限など)をしてしまうと、本来は体にとって必要な栄養素が足りない状態となる。また、体調不良や女性であれば月経障害などを起こすリスクなどもあるからです。

仮に、無理な食事制限によって獲得したカラダだとした場合、
「その身体をキープするために、その食事を一生続けることができますか?」

という点にいきつきます。やはり”一生”は厳しいですよね…そのため、特に「継続型のジム」の場合は、ジムを卒業した後でも続けている「正しい食習慣」を獲得してもらうことが必要(=お客さま自身も学んでいただくことが必要)であると考えています。

 

続いて、具体的な取り組み方法をいくつかご紹介していまいります。

食事アンケート
食事内容のヒアリングと合わせてアンケートを実施します。

お客さまの食事のスタイルをより詳細に把握することで「ライフスタイル」に合わせた食事の指導が可能になります。

例えば、
・苦手な食べ物を踏まえた食事指導

・外食が多い方に対しての食事指導

・お料理をする方(例.奥さま)への伝達を踏まえた食事指導

・忘年会シーズン(食べざるを得ない時期)などを踏まえた食事指導

このように、お客様の現況を把握したのち、トレーナーと一緒に最適な食事の取り組みを決めていきます。

 

●食事内容の定期的な振り返り

当然ですが食事はトレーナーが横に付いておりませんので、振り返り、つまり決めた食事内容の取り組みがしっかりと出来ているか?のチェックがとても重要となります。

チェックというと「ちょっとでもお菓子とか食べていたら怒られそう…」など、ネガティブなイメージを想像されると思いますが、そんなことはありません!(笑)

お客さまの意見にしっかりと耳を傾け、その方にとっての最善のアドバイスを行います!!!私が担当したお客さまとのやりとりをご紹介します。

【お客さまのデータ】
・KKさん・40代女性

・数値:体重64.8kg・体脂肪率35.4% ※メタボ体型

・目的:運動は好きではないがボディメイクのためにジムに通っている

・指導:食べ物は、揚げ物・甘いもの・お肉が好きだが、基本的には食べないように指導している

ーーーーー

●KKさん
「今週は仕事が忙しくて、夜家に帰ってきたらストレスで揚げ物と甘いもの食べちゃいました…」

●パーソナルトレーナー
「そうだったんですね。仕事でストレスがあるとどうしても食べたくなりますよね。ちなみに、食べてしまったのはいつですか?」

●KKさん
「前回ジムに来た日の翌日です…」

●パーソナルトレーナー
「そうなんですね。それ以外の日も、揚げ物と甘いものは食べてしまった日はありますか?」

●KKさん
「実はその翌日も仕事のストレスで、少しお菓子を食べてしまいました…」

●パーソナルトレーナー
「お話を聞いたところ、2日食べてしまいましたが、逆に言うと1ヶ月あるうちのまだ2回しか食べていないということになります。

もちろん、揚げ物と甘いものを食べてしまった事実は変わりませんが、ダイエットは1日で出来た出来ないと、落ち込むよりも1ヶ月を通して、制限出来た日を多くすることが大切です!なので、まだまだ挽回できる策はありますので、そんなにネガティブにならなくて大丈夫ですよ(^^)/」
ーーーーー

このように、お客様の話をしっかりと聞き、その方にとってベストなご提案をするのがパーソナルトレーナーの役割だと考えています。

 

次回の予告

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、入会後のトレーニングと食事の取り組みについてご紹介しました。

皆さんが想像している以上に??お客さまのことを考えて指導をしているのです。この点をもう少しご理解いただくために!! 次回の記事では、セッション以外の時間でパーソナルトレーナーはどんな仕事をしているのか?「パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!」と題してお話ししてまいります。

ぜひお楽しみに!

 

👇パーソナルトレーニングジム特集①

👇パーソナルトレーニングジム特集③

👇パーソナルトレーニングジム特集④

パーソナルトレーニングジムとは? まずは基本知ろう!

皆さん、こんにちは!ハピネス編集長のおしゅりです。

パーソナルトレーニングジム「BodyBase」のトレーナー陣がライターとなり、2021年12月からスタートしたこのWEBマガジン「ハピネス 」、早いのもので1年がたちました。この1年、多くの皆さまにご覧いただきましたことに感謝申し上げますm(_ _)m

読者の皆さまのカラダづくりや健康を応援すべく、様々な情報をお届けしてまいりましたが、意外にも?!私たちの本業である「パーソナルトレーニング」については、あまり触れてきませんでした。

そこで今回はハピネス1周年企画!!として、、、
全4回に渡って「パーソナルトレーニング」をテーマに特集してまいります!!

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~パーソナルトレーニングジム特集~
●PART1!! 今回の記事 パーソナルトレーニングジムとは?まずは基本を知ろう!
●PART2!! パーソナルジムでのトレーニング指導を知ろう!
●PART3!! パーソナルトレーナーの仕事の裏側をお伝えします!

●PART4!! パーソナルトレーニングジムとしてのあるべき姿を考える ~私たちの想い~

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・そもそもパーソナルトレーニングジムってなんなの?

・どんな人が通っているの?

・トレーニングって何をするの?食事(栄養)指導は?

・パーソナルトレーナーってどんな仕事?

などなど、私たち「BodyBase」を例にしつつ、パーソナルトレーニングジムの全てをご紹介してまいります。我々BodyBaseを例にした記載が多いので宣伝チックな感じになってしまいますが、、、多くのパーソナルトレーニングジムにあてはまる内容を書いてまいります!!

それではお待たせ致しました。初回のテーマである「パーソナルトレーニングジムとは?基本を知ろう」です!

 

パーソナルトレーニングジムとは?

言葉の通りですが「パーソナル(個人)」に特化して様々なトレーニングや栄養の指導を提供するジムのことです。トレーナーがお客さまとマンツーマンとなり、目的・目標に向けて、最善となるトレーニングを行います。

この”最善”という言葉がキーワードです。

お客さまの体組成的な身体の状態はもちろんのこと、動きのクセだったり、得手不得手、さらには性格や価値観、感性などの内面的な部分も見極めていき、結果の達成に向けて二人三脚となり進めていきます。

トレーニングや栄養コントロールは続けていくことで成果につながります。あたり前ですね。でも、これが難しい...という点は皆さんも想像できると思います。だからこそ私たちパーソナルトレーナーは「お客さまの続ける!という気持ちを引き出す」ために、日々試行錯誤してトレーニングを進めていくのです。やみくもに筋トレだけをガンガン指導する!のがパーソナルトレーナーではない。という点をご理解いただければ幸いですm(_ _)m

 

パーソナルトレーニング = ダイエット??

「パーソナルトレーニング = ダイエット」をイメージする方が多いかと思います。しかし、トレーニングの目的は多種多様です。

例えば、ダイエットと一言にいっても単に痩せたい(体重を落としたい)という単純な理由だけにはとどまりません。

・ボディラインをきれいに見せたい。

・シェイプアップをしたい(女性であれば例えば、太ももの引き締め)

・引き締めつつ筋肉をつけたい(男性であれば例えば、胸の筋肉の肥大)

etc...

単に「◯kg 痩せたいです」という理由でパーソナルジムに通うことはおすすめできません。

例えば、美容室では「●●●●な感じにしてください」と美容師さんに伝えますよね。それと同じです。単に体重を落とすだけであれば、ご自身で食事(栄養)や有酸素運動にしっかり取り組むことだけでも実現可能です。せっかくパーソナルジムに通い、(比較的)高額な料金を支払うのですから、プロであるトレーナーに「自身のなりたい姿」をしっかりと伝えることが重要です。

つまり、ダイエットではなく「ボディメイク(カラダをつくる)」という気持ちでトレーニングに取り組んでいくことをおすすめします。パーソナルトレーナーはその想いにしっかりと答えてくれるはずです👍

 

ボディメイクだけ?? パーソナルトレーニングでできること。

「(ダイエット改め)ボディメイク」のイメージがまだまだ強いパーソナルジム、皆さんもジムのCMやHPでよく見る「Before / After」の例をイメージすることが多いかと思います。

しかし、できることはそれだけではありません。カラダをつくる(筋トレをする)という過程において、実は様々な効果を獲得することが可能なのです。その原理原則をお伝えするのはここでは割愛しますが、例えばボディメイクに取り組む過程の中で「腰痛が改善された」「姿勢がキレイになった」というようなケースも多々あります。

BodyBaseのお客さま例にすると、ご来店のざっくりとした主目的は以下のような比率となっています。

【BodyBaseにおけるご来店の主目的(2022年)】

・ボディメイク:44%

・健康維持・増進 :30%

・身体の不調(腰痛・肩コリ)や姿勢の改善 12%

・スポーツパフォーマンスの向上:12%

ボディメイク以外を目的とする方も多いと思いませんか?特にコロナ禍以降は健康に対する意識の高まりもあり、多様な目的でのご来店が増えているように感じています。

もちろんパーソナルジムによりこの比率は異なると思いますので、ジム選びにおいては、HPなどをしっかりと読み込み「ご自身の目的」⇔「パーソナルジムの特徴(提供サービス)」を照らし合わせてください。

 

運動経験は必要なの?年齢は?

「トレーニング経験がないですが大丈夫ですか?」「昔から運動が苦手でついていけるか心配です…」「年齢的にトレーニングについていけるか自信がない」というお悩みをよく聞きます。

しかし、そこは安心してもらって大丈夫です!! 運動が得意!若いからトレーニングなんてお手の物!という方よりも、運動経験が無い、お年を召しているお客さまの方がトレーナーの腕の見せどころ!であり、皆さんの体力や筋力など様々な要素・状態を加味して、トレーニングプログラムを構成していくからです。

実際のところ運動経験がない(もしくは数十年ぶり)という方も多く、年代も10代~70代に至るまで幅広い年齢層の方が通われていると思います。

【BodyBaseにおけるお客さまの年齢(2022年)】

・~20代:12%

・30代 :26%

・40代 :27%

・50代 :22%

・60代~:13%

パーソナルトレーニングジムはまだ敷居が高い?かもしれませんが、必要なことは「一歩踏み出す勇気!」です。運動経験や年齢面など気にすることなく、勇気を出してパーソナルトレーナーに相談してみましょう👍



パーソナルジムのサービス形態 ~短期型? or 継続型?とその料金相場~

続いては、パーソナルジムの代表的な2つのサービス形態と料金についてお話します。

①短期型 = 短期集中的に結果を目指すパーソナルトレーニングジム

②継続型 =(中)長期的に結果を目指すパーソナルトレーニングジム

主にはこの2つに分かりれます。どちらもメリット、デメリットがありますので以下の内容も参考にして、ご自身にあったサービスをご検討ください。

 

短期集中型のパーソナルトレーニングジムの特徴

代表的な例として「◯ヶ月で結果を出す!」というサービス形態です。短期集中というの名の通り、、、

・週2回=月8回 ✕ ◯ヶ月

というようなコースで構成で、一般的には「2ヶ月 全16回」が多いように感じます。限られた期間の中で一定の目標を達成するというのが特徴ですので、なにはともかく「結果を手に入れたい!!」という方におすすめです。

また「(期間が定まっているからこそ)意志が多少は弱くても通える」「モチベーションが継続する」というようなメリットも多分にあります。

短期間ですので、それなりにトレーニングの強度が高く、食事管理もしっかりされているケースが多いです。よって、この期間は”徹底的に取り組む”ことが結果を得るための前提となるという点を頭に入れてください。そうすればBefore/Afterの写真で見るような理想的なボディを手にいれることも夢ではないと思います。

一方で、長年にわたって染み付いた「(悪しき?)習慣」を数ヶ月で変える。というのは、なかなか至難の業です。ですので、トレーニング期間終了後は、いかにその状態を維持させていくか?がポイントになります。この点、意志の継続や日常の過ごし方が多分に影響してきます。

でないと「結局は◯ヶ月で元にもどった(リバンウンドした)」というような悲しい結果に陥ってしまいます。最近はコース期間の終了後もメンテンスをおこなっているジムもありますので、確認してみると良いと思います。

 

継続型のパーソナルトレーニングジムの特徴

期間は設定しない、もしくはご要望や目的を踏まえて柔軟に設定していくパターンです。パーソナルジム=短期集中型が以前の主流でしたが、最近はこの継続型のジムも多くなっています。我々BodyBaseもこちらのタイプとなります。

同じパーソナルトレーニングでも短期型とは異なる点も多く、自身のペースで結果を目指していける。期間的な融通があることで、より自分にあったフレキシブルなプログラムを組んでもらえるというような点がメリットとしてあげられます。

また、冒頭で記載した「ボディメイク以外の目的」についても、身体の根本から改善・強化を図っていくことが多く、ある程度の時間を有します。この点は継続型だからこそ提供できるサービスとも言えます。

これを読むと「だったら継続型の方がいいかも」となるかもしれませんが、継続型にもそれなりのハードル(デメリット)があります。

短期型と比べるとトレーナーによる「(半)強制的な管理が弱い」傾向にありますので、まずは継続して通うこと。あたり前かと思うかもしれませんが、天候が悪い、忙しさや疲れがあるetc...こうなると「今日は行かなくてもいいかな…」と妥協してしまうものです。

また、パーソナルジム以外での取り組み、食事もそうですし、トレーナーから課せられたご自宅での運動(つまり宿題)も、期間的な強制力が弱いとサボってしまうかもしれません。

つまり、パーソナルトレーナーに依存しているだけではダメで、ご自身の強い意志がより重要になる!!ということです。

継続型の多くのジムは、長い来店期間を通じて「運動や栄養の正しい知識」を身につけていただき、(リバウンドを防ぐためにも)ジムを卒業しても「お客さまが自立できる状態」を目指していると思います。

ですので、お客さま自身が強い意志をもって「能動的」に取り組むことが重要なのです。もちろん、トレーナーも、そんな気持ちを引き出すためのサポートをしています!

短期型と継続型のおおまかな違い、ご理解をいただけましたでしょうか?違いはあれど「パーソナルジムに入会さえすればOK!!」ではない!!ということは忘れないでくださいね(あたりまえですね!!)。

 

パーソナルトレーニングジムの料金相場は?

続いては料金相場についてのお話です。

【短期型】
後に紹介する「継続型」と比較するとやや高い傾向にあり、
・2ヶ月 全16回だと20万円前後
が相場でしょうか。1回単価に換算して10,000円を基準に考えてみるとよいかもしれません。なお、結果が出なかった場合などの「返金制度」を取り入れているジムも多いですので、この点の適用ルールもご入会前に確認しておくとよいかと思います。

【継続型】
短期型に比べると1回単価は安い傾向にあり、
・6,000円~8,000円/回(60分)
の価格帯が多いように感じます。料金コースは回数券や月額制など、ジムによって様々なので事前にHPで確認してみてください。

さて、この料金を皆さんはどう考えますか?高い!!と思う方も多いかと思います。トレーナーの質や店舗設備、システム、立地などを元に料金が設定されている。この点はもちろんですが、単にセッション時間だけの料金というわけではなく、セッション時間外も皆さんの(ジム内外での)トレーニングプログラムについて、しっかりと考えている。時には複数のトレーナーで議論している。このような点もご理解をいただけると幸いですm(_ _)m ※この点は第3弾の記事でも触れてまいります。

 

入会から目標達成をするまでの流れ&次回の予告

それでは最後に、入会から目標達成するまでの流れをご紹介していきます。ジムによりやり方は異なる点がありますが、基本的な流れとしては以下のようになります。

①(初回)カウンセリング

②トレーニング&栄養(食事)指導

③効果測定 ⇒ 振り返り&リ・プラン

④目標達成

 

 初回カウンセリングで目標や期間などについて話し合い、ご入会後は②と③を繰り返し行うという流れです。このように、トレーニング&食事指導 ⇔効果測定を繰り返し行うことにより、現在の取り組みを軌道修正しつつ、目標の達成を目指しくという訳です(それぞれの具体的な取り組みについては、次回の記事でご紹介させて頂きます)。

 

いかがでしたでしょうか。パーソナルトレーニングジムは、目的やトレーニング経験の有無、年齢にかかわらず、どのような方でも通える!ということをご理解いただけたかと思います。

ということで次回は!!
入会したらどんなトレーニングをするのか、どのように食事の指導をされるのかなど、細かな部分まで具体的にご紹介をしてまいります!

パーソナルトレーニングジムに通おうかなぁ~と考えている方は、ぜひ次回もご覧ください!最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

👇パーソナルトレーニングジム特集②

👇パーソナルトレーニングジム特集③

👇パーソナルトレーニングジム特集④

足のむくみや張りに悩まされる方は必見!! 仕事終わりの憂鬱にサヨウナラ

皆さんこんにちは!ハピネスライターのさちです。今回はハピネス記事のソロデビュー!ドキドキです。

皆さんは「仕事からの帰り道に足が重く感じる… 」「家に帰って靴下を脱ぐと、跡がくっきりのこっている…」そんな経験はありませんか?

今回の記事では、特に女性の皆さんを対象に「足のむくみや張り」についてお伝えしてまいります。パーソナルトレーナーとして働いていると「足がむくむ」「パンパンに張っている」といったお悩みをよくお聞きします。

そんな「むくみや張り」に悩まされている女性の方必見!ふくはぎや太ももなどの下半身がむくむ原因、自宅やオフィスで簡単に改善する方法をご紹介してまいります!

 

なぜ下半身がむくみ、張ってしまうのか?

足のむくみの原因は、普段の仕事スタイルによって異なります。まずは代表的な2つのスタイルを取り上げていきます。

 

~デスクワークが中心の方~

筋肉が”使われない”ことによる血行不良

仕事中は何時間も座りっぱなしという方は、筋肉が使われないことによる血行不良が原因で、足のむくみや張りを引き起こしている可能性が大きいです。

心臓から遠い位置にある下半身は、ふくらはぎがポンプの働きをしており、下半身に送られてきた血液を心臓に戻す働きをしています。

ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋は第二の心臓とも言われ、重力によって下に溜まりやすい血液をポンプの働きとなって循環させる大切な役割を担っています。

座っている間は、このポンプの働きをするふくらはぎの筋肉が使われませんので、血液が下半身にたまりやすくなってしまいます。結果として、下半身がむくんだり張りやすくなってしまうのです。

また、椅子に座った状態では体重のほとんどがお尻や、太ももによって支えられています。長時間お尻や太ももが圧迫された状態となり、血液が上手く循環しないことも原因の一つとして考えられます。

 

~立ち仕事が中心の方~

筋肉の”使いすぎ”による血行不良

接客などで立っている時間が長い方は、筋肉を使い過ぎていることによる血行不良が原因で足のむくみ、張りを引き起こしている可能性が大きいです。

立ち姿勢を取り続けることで、ふくらはぎの筋肉が常に緊張状態となるため、筋肉が硬くこわばり血管を圧迫することで、血流が悪くなり下半身がむくんだり、張りやすくなってしまいます。

デスクワークの方は、筋肉が使われないことが原因でしたが、立ち仕事の方は、筋肉が緊張状態=使い過ぎてしまうことが原因ということですね!

特にヒールを履いた状態での立ち仕事は、反り腰の姿勢になりやすく、ふくらはぎだけでなく、ももの前の筋肉も緊張状態となるため、より血流が悪くなりなります。

ちなみに、反り腰とは?が気になる方は以下の記事をご覧ください。
👉太ももを引き締めたい!! それならば、反り腰を改善しましょう。トレーニングもご紹介。

 

その他にも・・・

水分不足のため

水分を取るとむくみそう!と考えている方は水分不足が原因かもしれません。水分の摂取量が不足すると、体は体内にある水分をため込もうとしてしまい、むくんだり張りやすくなります。

なお、水分といってもコーヒーやカフェラテだと、利尿作用があり体内の水分を排出してしまうため飲み過ぎには注意が必要です。

 

下半身の筋肉量不足のため

心臓に血液を送り返すための重要な働きをするふくらはぎ。この筋肉が少ないと、ポンプの働きが上手く機能しません。そのため血液が下半身にたまりやすくなり、むくみや張りの原因となってしまいます。男性より女性が圧倒的に多いのはこのためです。

 

むくみや張りの改善方法を紹介

足のむくみや張りの原因をご理解いただいたところで、ここからは仕事中&自宅で簡単にできる!!むくみ改善方法をご紹介してまいります。

~デスクワークの方向け~

筋肉を動かすことにより血行不良を改善していきます!

①つま先を上下させ、ふくらはぎの筋肉を動かし血流を良くする

②足首を回して血流を良くする。足首を回すことにより、ふくらはぎの筋肉が一緒に動きます!

③お尻のストレッチ。血流を良くする効果があるので、おススメです!曲げている足側のお尻がストレッチされます!背筋をしっかり伸ばしておこないましょう。

④ふくらはぎの筋肉を動かして血流を良くする

これらの動きは、お仕事中の隙間時間でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

~立ち仕事の方向け~

筋肉の緊張状態をリセットして改善していきましょう。

①ふくらはぎの筋肉を伸ばして緊張状態=使いすぎをリセット!

②ふくらはぎの筋肉を手でほぐして緊張状態=使いすぎをリセット!

③ほぐしツールがある方はツールを使って緊張状態=使いすぎをリセット!(ちなみに、フォームローラーというツールが使いやすいのでおススメです!)

 

~その他~

・入浴して、体を温めることにより血流を良くする

・水分はこまめに飲む&利尿作用のあるコーヒーやカフェオレは飲み過ぎない

・筋肉不足の人は、デスクワークの方におススメした「背伸びの運動」を行う

以上のようなことを行うと、下半身のむくみと張りが改善されていくのを感じられると思います!

 

最後に

今回は、デスクワーク、立ち仕事の方の多くが悩まされている「足のむくみや張り」について、その原因と改善方法のご紹介をさせていただきました。

働き方のスタイルによって、原因や改善方法も変わってきます。ぜひ自分のスタイルに合った改善方法に取り組んでいただき、足の重さの違いを実感していただけたらと思います!

以上、ハピネスライターのさちがお伝えしました。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

~関連する記事~

筋膜リリースのやり方とオススメツール5つ!!を一挙にご紹介

皆さん、初めまして!新人ライターのはぎーです!今回が初めての投稿となります。これから宜しくお願いします!

さて皆様、前回ご紹介した「ストレッチと筋膜リリースの違い」については、もうご覧頂けましたでしょうか?今回の記事をご覧になるにあたっては、👇こちらの記事もご覧いただけると、効果倍増でオススメとなります。

ということで、前回の記事ではお話ししきれなかった「筋膜リリースのやり方とオススメのリリースツール」についてご紹介してまいります!

筋膜リリースの写真

目的別のオススメツール

まずは、目的に応じてどんなツールを持っておくとよいのか?という事から簡単にご説明しておきます。リリースツールのご購入を検討している方はもちろん、既にリリースツールお持ちの方もぜひ参考にしてください。

 

①全身の柔軟性向上の場合

全身をほぐし、柔軟性を向上させる目的であれば、ツールの面積は小さいより大きい方が良いのでフォームローラーをオススメ致します。また、全身満遍なくほぐせるマッサージガンもおススメです!

 

②肩こり腰痛などの不定愁訴改善の場合

肩こりや腰痛改善の場合は、肩甲骨や腰、お尻などをピンポイントでほぐせるマッサージボール、骨盤職人、マッサージガンをおススメ致します。

・肩こりを改善したい方👇

・腰痛を改善したい方👇

 

③筋トレや運動前後のケアの場合

筋トレや運動の前であれば、使う部位や用途により様々なツールを使い分けることをオススメ致します。

・胸や背中など、上半身のトレーニング(ベンチプレスなど)前 👇

・下半身のトレーニング(スクワットやデッドリフトなど)前 👇

・ランニングやテニスやサッカーなどの運動の前 👇

・運動後の疲労回復のために👇

となります。まとめると以下の表のようになります。

 

筋膜リリースのやり方とオススメツールのご紹介!

目的別に使用するツールを整理したところで、続いて『筋膜リリースのやり方』をご紹介してまいります。まず共通するポイントを3つ!

・『1部位1分程』を目安におこなう

・『呼吸』を止めない

・『リラックス』しておこなう

リラックスして行うことにより筋膜がほぐれやすくなります。また時間としては1分程を目安にリリースしている部位がほぐれていきます。

個人差はありますが【継続して行う】ことにより、徐々に効果が実感できますので、1日1部位だけでも実施してみてください!

お待たせいたしました。それでは実際にツールの使い方をご紹介してまいります。

 

①フォームローラー

フォームローラーの写真

主に、面積の大きい部位をほぐすときに使います。これを1つ持っているだけで全身の様々な筋膜をほぐすことが可能!という便利ものです。また、上に乗って転がるだけで良いので、初心者の方でも簡単に使うことができます!

~こんな方におススメ!~
・仕事柄立っていることが多い方や、歩くことが多く足の疲労を感じている方

・下半身や肩周りなど全身の柔軟性を向上したい方

・運動や筋トレ前のウォーミングアップとして全身のリリースをしたい方

今回は特に硬くなりやすい、太もも・ふくらはぎ・脇の下の三つの部位のリリースをメインにご紹介します。

★★太もものリリース★★

👉太ももの前側のリリース
フォームローラーに太ももの前側にあて、写真の様な体勢を作ります。ゆっくりと身体を前後に動かしていきましょう。痛い場所は筋膜が硬くなっている証拠ですので、重点的に行いましょう。フォームローラーで太ももの前をリリースする写真

👉太ももの少し外側のリリース
先程の姿勢から、つま先を少し内側に向け、太ももの少し外側にあて、同じように身体を前後に動かします。フォームローラーで太ももの外側をリリースする写真

👉太ももの真横のリリース
写真のような姿勢で太ももの横にフォームローラーをあて上下に動かします。痛みが強い方は可能な範囲で行なって下さいね!フォームローラーで太ももの真横のリリースする写真

 

★★脇の下のリリース★★(胸や背中の筋膜をほぐすことができます)
脇の下にフォームローラーを置き、矢印の方向に転がしていきましょう。身体の角度を変えることで胸の筋膜をほぐしたり、背中の筋膜をほぐしたりすることが出来ます。フォームローラーで脇の下をリリースする写真

 

★★ふくらはぎのリリース★★

ふくらはぎをフォームローラーに置き、全体をほぐすように前後に動かします。余裕がある方は、反対の足を写真のように上に置いていただくと、ふくらはぎをより強くほぐすことができます(痛みが強すぎる場合は片足だけでも大丈夫です!)。フォームローラーでふくらはぎをリリースする写真

 

★★その他の部位★★
👉ももの裏側
写真のような体勢になり、ひざ裏からお尻付近までフォームローラーを動かして、ももの裏側をほぐします。ももの裏側をリリースする写真

👉スネの前
写真のような体勢になり、スネの中央から足首あたりまでの範囲をほぐします。
フォームローラーは、スネの中央ではなく”少し外側にずらしてあてる”ようにしましょう。フォームローラーでスネの前をリリースする写真

👉胸全体
うつ伏せになり、フォームローラーが胸全体に当たるようにします。写真のような体勢を作ったら、斜め前後に動かしていきましょう。フォームローラーで胸全体をリリースする写真

👉背中
写真のような体勢を作り、お尻を浮かせた状態で身体を矢印の方向に動かしていきましょう。肩甲骨あたりから背中の中央あたりの範囲をほぐせます!フォームローラーで背中をリリースする写真

👉肩から腕にかけて
写真のような体勢になり、肩から腕にかけてほぐすように身体を動かしていきましょう。フォームローラーで肩から腕をリリースする写真

以上、フォームローラーのご紹介でした。これ一つあれば、カラダのあらゆる部位のリリースが可能となる優れもの!という点がお分かりいただけたと思います。

②骨盤職人

骨盤職人の写真

骨盤職人とは、主にお尻や腰の筋膜をほぐすときに使うツールです。これらの部位は自分でほぐすことが難しい部分ですが、骨盤職人を使えば簡単にほぐすことができるのでオススメです。お尻や腰の筋膜をほぐすことで、骨盤の位置が整いやすくなり、腰痛改善の効果が期待できます。また、下半身の筋肉を使いやすい状態になるため、運動やトレーニングの効果が高まるという点も期待できます。なお、最初は痛みが強い場合がありますので、できる範囲で行いましょう!

~こんな方におススメ!~
・腰痛に悩まされている方

・運動中に足が重いなと感じる方

・お尻の柔軟性を向上し、下半身のトレーニング(スクワットやデッドリフトなど)でパフォーマンスアップをしたい方

それでは、使い方をご紹介してまいります。
①球体を外から2番目(もしくは3番目)のところにセットします。

②写真の星印のあたりに球体をあて、仰向けになります。痛みが強い場合は写真のように膝を立てた状態でも大丈夫です!余裕があれば膝を伸ばしてみましょう!【1分を目安に静態】してみてください。最初は痛くて「もう無理!」となってしまう方もいらっしゃるかと思いますので、できる範囲で行ないましょう。骨盤職人の使い方の写真

 

③マッサージボール(MB)

マッサージボール、1MBと2MBの写真

主に胸周りや肩甲骨、背骨周りの筋膜をほぐすときに使います。マッサージボール(MB)には、テニスボールのような球体の物(1MB)と、ひょうたん型の物(2MB)の二種類があります。どちらも手のひらサイズで小さいので持ち運びに便利ですし、狙ったところをピンポイントでほぐしやすいというメリットがあります。

 

★★1MBで胸まわりの筋膜をほぐず★★

主に、胸周りの筋膜をほぐすのに使います。胸周りが硬くなっていると、日常生活で腕が上がりにくい、四十肩などの原因につながります。また、運動やトレーニング中(ベンチプレスや上半身のトレーニング)に肩を痛める原因にもなりますので、こちらを使ってほぐすことをおススメします!私たちのパーソナルジムでは硬さ的に【ラクロスボール】の使用を推奨しています。

~こんな方におススメ!~
・日常生活で肩周りの動きが悪くなってきたと感じている方

・肩周りの柔軟性を向上し、ベンチプレスや上半身のトレーニングでケガをしない身体づくりをしたい方

・野球、テニス、バレーなどで、腕や肩周りを使うスポーツをしており、腕・肩が動かしにくいと感じる方

それでは、使い方をご紹介してまいります。
①仰向けに寝た状態で、写真の星印の辺り(鎖骨の少し下)にボールを押しあてます。

②円を描くように胸の筋膜をほぐしていきましょう!1MBで胸の筋膜をリリースする写真

力加減はご自身で調節が可能なので、「痛気持ちいい」くらいで行なってみて下さい!

 

★★2MBで肩甲骨や背中まわりの筋膜をぼぐす★★

主に肩甲骨や背中周りの筋膜をほぐすときに使います。これらの部位は、自分でほぐすことは難しいですが、2MBを使えば寝ながら簡単にほぐすことが可能です。

肩甲骨の動きが悪くなると、肩こりになったり、上半身のトレーニング効果が低くなってしまったりというデメリットが多いので、ぜひほぐしておきたい部位です! 

~こんな方におススメ!~
・首のこりや、肩こりを感じている方

・肩甲骨の動きを良くして、上半身のトレーニング(ベンチプレスなど)の効果を高めたい方

それでは、使い方をご紹介してまいります。
👉肩甲骨周辺のリリース
肩甲骨の下辺りに2MBを当て、仰向けになります。胸の前で腕を組み、左右にゆらゆらと揺れていきましょう!

👉背骨周りのリリース
おへその真後ろあたりに2MBを当て、仰向けになります。こちらも胸の前で腕を組み、左右に揺れてみましょう!

2MBで肩甲骨、背骨周りをリリースする写真

 

④マッサージガン

マッサージガンの写真

最近話題のツールですね!振動と圧による刺激で筋膜をほぐす電動マシンです。また筋肉やその他の組織に対しても効果があり、血行促進、柔軟性向上を効率よく行うこともできます。電動のため、お尻や背中などの範囲が広い筋膜も”楽に”ほぐすことができます。もちろん細かな部位のほぐしもできますし、運動後の疲労回復にも効果が高いという優れものです!

~こんな方におススメ!~
・広範囲の筋膜を”楽に”ほぐして、全身の柔軟性を向上したい!という方

・フォームローラーだと痛みが強く、力んでしまう方

・トレーニングや運動後の疲労回復を促進したいという方

※振動が苦手な方にはオススメしません。

それでは、使い方をご紹介してまいります。
➀ほぐしたい場所に、マッサージガンの先端の球を軽く当てます。
※写真では太ももと胸に当てていますが、首と心臓の上以外であれば、ふくらはぎや背中など、どこでも大丈夫です!ただし、骨に当てないように気を付けて下さい。

②ほぐしたい筋肉を満遍なくほぐすイメージで、優しく動かしていきましょう!マッサーガンで筋膜をほぐす写真※補足 マッサージガンは先端に付けるツール(アタッチメント)を変えることができ、ほぐす部位により使い分けることができます。

冒頭の一覧表で示したように、とても多くの用途で使用できるのもマッサージガンの便利なところです。

 

⑤スティック

スティックの写真

用途&効果としては先に紹介したフォームローラーと大きくは変わりませんが、自分で持ちながら行うツールのため、上半身は少しほぐしにくいです。ですので、お一人で行う場合は下半身のほぐしがメインになります。

一方で、力加減やほぐす位置を自分で調整しやすいので、細かな部位がほぐしやすいというメリットがあります。また、フォームローラーに比べてコンパクトなので、持ち運びもしやすいく、パートナーに手伝ってもらうことで全身をほぐすこともできます。

★こんな方におススメ!
・力加減を自分で調整したいという方

・下半身の柔軟性を向上させたい方

それでは、使い方をご紹介してまいります。
👉太ももの前をほぐす場合
①椅子や床に座り、スティックを太ももの前に当てます。

②力加減を調節しながら、前後に動かしましょう。痛みを感じる場所は重点的にほぐしてあげると良いですよ!スティックで太ももの前をリリースする写真

👉細かな部位をほぐす場合(今回はスネの筋肉をほぐすご紹介)
①床に座ります(椅子に座るよりもやりやすいです)。

②スティックをスネに当て、上下に動かします。スティックでスネの筋肉をほぐす写真

~注意~ スネの真ん中だと骨に当たって痛いので、写真のように少し外に倒して当てましょう!スティックでスネの筋肉をほぐす写真

👉ふくらはぎをほぐす場合(力加減が調節しやすいのでパートナー推奨)
①うつ伏せになります。
②ふくらはぎにスティックをあて、上下に動かします。

1人で行なう場合は、体育座りのような姿勢でふくらはぎにスティックを当て、上下に動かしましょう。一人でふくらぎをリリースする場合の写真

 

最後に

今回は、筋膜リリースの具体的なやり方についてお伝えいたしました。前回の『ストレッチと筋膜リリースの違いや役割』もお読み頂き【筋膜リリース】と【ストレッチ】を適切に使い分ける・組み合わせることで、柔軟性の向上や筋肉のコリの改善、運動のパフォーマンスの向上 etc...というような効果が徐々に実感できるはずです!ぜひチャレンジしてみてください。以上、新人ハピネスライターはぎーがお伝えしました。最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

~関連する記事~

 

ストレッチと筋膜リリース。その違いと役割をご存知ですか?

こんにちは!こじろーです!
今回はストレッチと筋膜リリースの違いや役割」についてご紹介していきます!

唐突にストレッチと筋膜リリースという言葉を出してしまいましたが、皆さんは、ストレッチと筋膜リリースがどんなものかご存じでしょうか?

ストレッチと聞くと「体を伸ばすような動き」をイメージし、なんとなくご存じの方も多いと思います。一方、筋膜リリースについては、ご存じない方も多いかと思いますので、両者を詳しくっ!ご紹介していきます。

ストレッチと筋膜リリースをの違いや役割をしっかりと理解し実践いただくことで、

・体の柔軟性の向上

・疲労回復や体の不調(コリや痛み)の改善

・運動やトレーニングのパフォーマンスアップ

のような効果が期待できますので、ぜひ最後までご覧ください!!

ストレッチと筋膜リリースの写真

 

ストレッチとは?筋膜リリースとは?

ストレッチとは、、、
皆さんご存じの通り「筋肉を伸ばすこと」です。そのまんまですね!

ストレッチをする写真

このストレッチは大きく分けて以下の2つに分かれます。

●静的ストレッチ:同じ体勢を一定時間キープして行う
👉柔軟性を向上させ、関節の可動域を拡げることができるストレッチです。

●動的ストレッチ:体を動かしながら反動をつけて行う
👉運動前に実施することで全身の筋肉を上手に使えるようにするストレッチで、いわばウォーミングアップの役割を担います。

今回の記事では筋膜リリースとの関連ですので、前者の「静的ストレッチ」に焦点をあててお話ししてまいります。

 

筋膜リリースとは、、、
この言葉を初めて聞くという方もいるかもしれませんね。ざっくり言うと「筋膜」とは”筋肉を覆っている薄い膜”のことです。そして「リリース」は”解きほぐす”という意味なので、2つを合わせると「筋膜リリース=筋膜を柔らかくする」という意味になります。

ストレッチ=筋肉を伸ばすのに対して、筋膜リリース=(筋肉ではなく)筋膜を柔らかくする。

という点を覚えてください。筋膜リリースは道具を使ってほぐすことも多く、以下の写真のようなイメージをもって頂くとよいかと思います。

グリッドフォームローラーで筋膜リリースをする写真

グリッドフォームローラーを使用した筋膜リリース

 

ストレッチの役割

ストレッチの役割は先ほど申し上げたとおり「柔軟性の向上」です。

ではなぜストレッチで柔軟性が向上するのでしょうか?このメカニズムを理解すると、明日から、いや、今日からやるストレッチのモチベーションが上がるので、ぜひご理解ください!

~ストレッチで柔軟性が向上するメカニズム~

筋肉の中には、実はたくさんの組織があります。その末端には「サルコメア」というすごく細い組織があり、このサルコメアの長さは人によって変わります。

サルコメアの図

実はサルコメアが、、、

👉長い人は柔軟性が高い人。
👉短い人は柔軟性が低い人。

となるのです。「じゃぁ身体が硬い(柔軟性が低い)ってことは、サルコメアが短いんだ・・・」と悲観することはありません!

最初はサルコメアが短い人でも、何度もストレッチをしていると、脳が「やばい!サルコメアを長くしないとちぎれてしまう!」と認識し”時間をかけて”長くしてくれます。

ポイントは「サルコメニアは時間をかけて長くなる」という点です。目安としては、1日1ミリずつ長くなっていくと言われています。

例えば、ももの裏の柔軟性が低い方は、変化を実感しやすくするために、1週間ごとに前屈をした時のつま先と床との距離をチェックするのがオススメです!床までの距離が10cmほどある場合は約3ヶ月で指先が床につくようになりますよ!

前屈で床に指がつくようになる写真

このように、元々時間がかかるものだとわかっていれば「あんまり変わんないからもういいや!」と3日坊主にはならないですよね。漠然とやるよりも目標と目標期間を決めることができるとゴールが見えてやる気が出てくる!!という訳です。

 

~適切なストレッチの方法~

ということで、ストレッチを長く継続していただくための基本を簡単にご紹介してまいります。

①反動をつけずゆっくりと伸ばす

②痛気持ちいい範囲で実施

③自然な呼吸を保つ

④30秒~60秒キープ ※部位によって推奨時間は異なります

⑤出来る限り毎日やる

ストレッチの基本はこの5つだけです。筋肉は突然伸ばされると縮もうとする性質(伸張反射)があるので、柔軟性を上げるためには①は特に重要です!!

あえて反動をつけるストレッチもありますが、まずは反動無しのストレッチから実施してみましょう!

繰り返しとなりますが、サルコメアは1日2日で長くなるものではありません。時間をかけてゆっくりと長くなっていくので、根気強く毎日実施することが大切です。

 

筋膜リリースの役割

では次に、筋膜リリースはなんのためにやるのか。をご説明します!

とても大切な情報となっておりますので、筋膜リリースという言葉を初めて聞く方も、この機会にぜひチェックしてみてください!

先ほど申し上げたように、筋膜リリースとは、筋肉を覆っている薄い膜である「筋膜」を柔らかくすることです。

では、筋膜が柔らかくなることで何が起こるのか?
血流が良くなり、筋膜と筋肉の摩擦が軽減されるので「柔軟性があがった!」「動かしやすくなった!」「コリが和らいだ」という効果があります。マッサージに行った後も似たような効果がありますが、実は同じ原理です。

「あれ?筋膜リリースでも柔軟性があがる?じゃあストレッチよりも、筋膜リリースをやっちゃえばコリも和らぐし一石二鳥じゃない?」と思いませんか?

残念ながら違います。筋膜リリースはあくまで、もともとの筋膜の柔らかさを取り戻した結果、柔軟性があがるだけなので、仮にサルコメアが短い方が筋膜リリースだけをやっていても、筋膜がどんどん伸びていくわけではなく、限界があります。柔軟性があがるという同じ現象でも、要因が違うのです×
もう少し筋膜リリースを分かりやすくするために、魚肉ソーセージを例に挙げてお話しします。魚肉ソーセージは、外側にフィルムがあり、それを破ると中からソーセージ本体がでてきますよね。

魚肉ソーセージの写真

このフィルムが筋膜で、中身が筋肉だとします。それではみなさん、頭の中でこの魚肉ソーセージを折り曲げてみてください!(たまたま冷蔵庫にある方はぜひ実践してみてください!笑)

この時、仮に外のフィルムと中身のどちらも硬い場合(またはどちらかが硬い場合)は曲げにくいですよね?

中身(筋肉)が硬いのに、外側のフィルム(筋膜)だけを柔らかくしても曲がりません。逆もしかりです。両方とも柔らかい状態だからこそ曲げることができます。ですので、柔軟性をあげるためには筋膜リリース&ストレッチで、外側と中身のどちらも柔らかくする必要がある。という訳です!

順番としては、
①まずは、外側の筋膜を柔らかくする=筋膜リリース

②続いて、中身の筋肉を伸ばしていく=ストレッチ

の流れがおすすめです!

ちなみに、ストレッチにも筋膜リリースの効果はありますが、筋膜は局所的に硬くなってしまうケースが多いので、ストレッチで全体的に筋膜リリースをする。というよりも、指や道具を使いピンポイントで筋膜リリースをした方が効果的となります。

 

ストレッチと筋膜リリースの使い分け

ここまでそれぞれの役割をご説明しましたが、日常やトレーニング中に最適な方を選択できるようにもう少し踏み込んでいきます。

①柔軟性をあげたい方

トレーニングや日常に置き換えると「正座をした際にモモが張って痛い!」「ふくらはぎが張って深くしゃがめない」など、筋肉に突っ張り感がある方が該当します。

この場合👉ストレッチと筋膜リリースどちらも実施する必要があります。

先ほども申し上げたように、ストレッチのみでも柔軟性は上がりますが、効率はあまりよくありません。

 

②筋肉の張りやコリなどを改善したい方

「動くときに身体が重たい感じがする」「肩コリがある」といった自覚症状がある方が該当します。

この場合👉同じ部位でも最も硬くなっているところを中心に筋膜リリースをすると良いです。

例えば、肩こりと言っても実はすごく痛いところとそうでもないところがあるので、ぜひ試してみください!すごく痛いところがコリや張りを感じさせる引き金となっています!

 

運動やトレーニングのパフォーマンスアップを上げたい方

「スクワットをすると、もも前が張る」「ゴルフのスイングの可動域を広げたい」「マラソンの時に足が重たい感じがする」という方が該当します。

この場合👉ストレッチと筋膜リリースどちらも実施する必要があります。

もちろん、私たちのパーソナルトレーニングジムでも、パーフォマンスアップを目的にしっかりと取り組んでいます。
※だだし、筋膜リリースとストレッチのみでは解決できない、その他様々な要因が含まれているので注意です!

次回予告!筋膜リリースのやり方とオススメツール5つ!

筋膜リリースにマッサージガンを使う写真

ということで、実際の筋膜リリースの方法をご紹介してまいります!と言いたいところですが、話が長くなってしまいましたので、今回はここまでとなります。

次の記事では、柔軟性の向上にも、筋肉の張りやコリの改善にも、そして運動パーフォマンスのアップにも有効な優れもの!筋膜リリースのやり方について、おススメの筋膜リリースツールと一緒にご紹介してまいります!
「どんなツールを購入したら良いか分からない方」や「ツールの使い方を知りたい」という方も、ぜひこちらの記事👇もご覧ください!

以上となります。最後まで読んで頂きありがとうございました!

軽やかに弾む基本の走り方♪ 効果的で苦しくないランニングのために

ハピネスをご覧のみなさん!ハピネスライターのほっしーです☆
健康応援のための有酸素運動シリーズ第7弾!!

効果的で苦しくないランニングをおこなうにはどうすればよいか?
前回の第6弾では前編として「ペースとプログラム」をテーマにお伝えしました。
👉ランニングはペースとプログラム!効果的で苦しくないランニングのために

そして今回は、後編として「ランニングにおける走り方の基本」をテーマにお話してまいります。それではどうぞ!!!

 

やっぱり大切!ウォーミグアップ&クールダウン

みなさんウォーミグアップという言葉はご存じだと思います。そう、いわゆる運動前の準備運動です!大人になって何か運動をやろうとすると、つい面倒臭がって疎かにしてしまいがちではないでしょうか?

ここではランニングの動作をスムーズに行うためのストレッチを5種目ご案内します。ご紹介するストレッチはランニング後のクールダウンにも使えますので、ランニング前後で行ってみてください◎

 

<ランニングのためのストレッチ5種目>

以下の5種目それぞれを、左右の足ともに各45~60秒行いましょう!

種目① お尻ストレッチお尻のストレッチ写真

種目② 股関節ストレッチ股関節のストレッチ写真

種目③ もも前ストレッチももの前のストレッチ写真

種目④ もも後ろストレッチ

ももの後ろのストレッチ

種目⑤ ふくらはぎ&アキレス腱ストレッチ

ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ写真

これらのストレッチはランニングの服装に着替えたら、出発する前にご自宅で行ってみてください。もし自宅から離れた公園や河川敷を走る場合は、そこまで歩いて行ってからスタート前に行っても◎

このウォーミグアップはケガの予防はもちろんのこと、この後にご案内するランニングの動作をスムーズに行い効果的に走ることにもつながります!!

 

効果的で苦しくない走り方の練習

ここからは、実際に走る際の走り方についてお伝えしていきます。走り方、、、いわゆるランニングフォームについては、本や動画などでいろいろな考え方が紹介されています。

ここでは、ほっしー自身がランニング初心者の時から、フルマラソンを3時間20分で完走できるようになるまでに実践してきた経験をもとに、これからランニングを始める方に適した方法をお伝えします!

 

走り方のポイント

まず一番お伝えしたいポイントは、
接地時間を短く、軽やかに弾むように♪ です!!!!!

どういうことかといいますと、、、“走る”という行為は片脚ジャンプを交互に繰り返し行っている状態なんですね。

走る写真

 この片脚ジャンプで地面に足をついた際に「長く地面に接地している」ということは、その間は「片脚で体重+ジャンプの衝撃を支えている」ことになります。この「片脚で支えている時間」が長いほど、もも前やふくらはぎなど、体を支える役割をしている筋肉へのダメージが蓄積していくのです。

着時地の衝撃と筋肉へのダメージの写真

そこで「地面との接地時間をできるだけ短くして走る」ことで、主に脚の筋肉への負担を小さくすることがポイントとなります。

つまり、、、軽やかに弾むような走り!!が必要となるのです。

と言っても、いきなりはできませんよね…^^;
ということで、ここからは実際に練習をしてみましょう!ご紹介するエクササイズは、ランニング前のウォーミグアップにもなります!

・【ご自宅で】先ほどご紹介した5種目のストレッチを行って外に出たら、
👇
・【走る前に】ご紹介するエクササイズを毎回実施してみてください。

 

バネを使って上に弾む練習(エクササイズ①)

まずは【上に】です。接地時間を短くするために、トンットンッ♪と軽やかにその場で真っすぐ上に弾む練習から始めてみましょう。

<両脚バネジャンプ>
①足を拳2つ分くらい開いて、真っすぐ立ち、

②その場で軽く、20回くらいジャンプしましょう

ジャンプスル写真

この時のポイントがは、👇左の写真のように【膝を曲げずに沈まずに】ジャンプすることです。

この「膝を曲げずに“沈まず”に」が体のバネを使って弾むように走るためのコツなのです!みなさんどうでしょう?軽やかに弾めたでしょうか?

 

<片脚バネジャンプ>

続いては、先ほどの両脚バネジャンプを片脚ずつ行います。ずっと同じ脚で行うと少し大変なので、左右それぞれ2回ずつ。“右トントン” “左トントン”のリズム♪で交互に行いましょう。このジャンプを左右10往復、合計で20回くらいやりましょう。

 

弾みながら前へ進む(エクササイズ②)

<片脚バネスキップ>

次は【前に】です。上に弾む力を”前への推進力”に変えてポンッポンッ♪と進む練習です。この時も地面に着いている脚が沈み込まないようにすることがポイントです!

スキップの写真

はい!!!ここまで「接地時間を短く、弾むように走る♪」ための練習をしてきました。

 

<軽やかに弾む走り>

走るときは、ここまでのエクササイズで掴んだ「弾むように前へ」を意識して「トンッ(右)→トンッ(左)→トンッ(右)→トンッ(左)」とバネを使ってみてください◎

片足交互に弾む写真

そのまま徐々にジャンプする方向を真上から斜め上にしていくと、脚への負担が少ない走り方になります。

 

腕振りは後ろにクイックイッ♪(エクササイズ③)

最後に腕の使い方について簡単にご案内します。腕振りについてはランニングにおいて効率よく前に進むために大切なのです。

みなさんは、どのように腕を振って走っているでしょうか?
ランニングをしている方を見てみると「腕を前に大きく振る」方を多く見ます。実は効率よく前に進むための腕振りのポイントは「後ろにクイックイッ♪」です!

腕を後ろにしっかり振ることで、その反動で前への推進力を生み出すことができるのです!ではみなさんやってみましょう!

まずはその場に足を少し開いて、肘を90°に曲げて立ちます。腕振り練習の初期位置

そのまま肘を後ろにクイッ♪と引くような感覚で腕を振ります。腕を前に振るのではなく、意識は常に後ろに向けてクイッとです。前に戻す腕は振り子のように楽にスッとの感じ、むしろ過度に意識をしないくらいでかまいません◎

このように肘を90°に保ったまま交互にクイックイッ♪と引いてみると、カラダがグイッグイッと進んでいきます♪

 

まとめ&次回予告

今回は効果的で苦しくないランニングの「実践編」として、走り方の基本をお話ししてきました。

・接地時間を短く、軽やかに弾むように、トンットンッ トンットンッ♪

・腕振りは後ろにクイッ クイッ♪

という点をぜひ覚えておいてください。

「苦手意識からランニングを始められなかった」「始めてみたけどキツくて続かなかった」という方々を多くみてきました。が!そんな方々も今ではお伝えした方法でランニングを楽しみ&継続いただくことで、カラダに変化を感じてくださっています。

そうして正しく計画的に継続した先に、これまでにもお伝えしているような様々な効果が待っているのがランニングの醍醐味ですので、みなさん実践してみてください♪♪♪♪♪

次回は、エアロバイクを効果的に行う方法についてお話しますね!
以上、有酸素運動Loverのほっしーでしたー!☆

👇有酸素運動シリーズ①

👇有酸素運動シリーズ②

👇有酸素運動シリーズ③

👇有酸素運動シリーズ④

👇有酸素運動シリーズ⑤

👇有酸素運動シリーズ⑥

👇有酸素運動シリーズ⑧

ランニングはペースとプログラム!効果的で苦しくないランニングのために

ハピネスをご覧のみなさん!ライターのほっしーです☆
健康応援のための有酸素運動シリーズ第6弾!!今回はランニングのお話です。

ウォーキングと並んで有酸素運動の代表的存在と言ってもよいランニングですが、なんとなーく気軽に始められそうなイメージがありながらも「チャレンジしてみたけど痩せない・・・」などと、思ったような「効果」が出ずに断念。

また「体育の授業の持久走が苦しかったから・・・」「短距離はいいけど長距離は・・・」と、有酸素運動の「苦しさ」にネガティブ意識がある方も多く見受けます。

そのような方々に「効果的で苦しくないランニングのコツ」をお伝えすべく、そのポイントとなる「ランニングのペースとプログラム」をテーマにお伝えしていきます。

今回の「ペースとプログラム」が前編、次回の「ランニングフォーム」が後編、この2回にわたってお話しをしてまいります。
👉【後編軽やかに弾む基本の走り方♪ 効果的で苦しくないランニングのために

記事の最後には、番外編として「ランニングを始めるためのシューズ選び」についてもご案内していますので、どうぞ最後までお付き合いください。

それではどうぞ!!! 

 

ランニングを続けるためには”ペース”が重要

まずは最初のポイントである「ペース」についてお話しします。

ランニングが続かないことの大きな理由の一つに「最初から頑張り過ぎてしまい、苦しくて嫌になってしまう」ということがあります。これは「ペースが速すぎ」てしまうことが原因なのです。

はたまた「頑張ってやってもなかなか効果が出ない」ということも途中で挫折してしまう理由として多く聞かれます。これは「ペースが遅すぎ」て負荷が足りず、ランニングによる効果が得られづらいことが原因となります。

有酸素運動で効果を感じるためには、「正しく計画的に継続する」ことが必要。
ということを過去の有酸素運動の記事でもお伝えしてきました。

ランニングを「正しく計画的に継続する」ための最大のポイントが、速すぎでもダメ、遅すぎてもダメ「自分に合ったペースで行う」こと!であり、これが「効果的で苦しくない」の基本的な考え方となります。

では、
★そもそも「ペース」とはなにか?★
という話なのですが、、、

👉走る速さとして「1kmを何分で走るか」で表したものです。

例えば、1kmを8分で走る場合は、8分/Kmと表記し、“キロハチフン”と言います。“効果的で苦しくないランニング”を行うには、このペースを自分の体力に合わせて設定することが大切なのです。

 

自分にあった”ペース”の見つけ方

では、自分に合ったペースとはどんなものなのか?自分に合ったペースを知るには「心拍数」が大きく関わってきます。

ペースが速過ぎて心拍数が上がり過ぎると走り続けるのが苦しくなるし、ペースが遅すぎれば心拍数が低いままになり、効果が得られづらくなります。

 

<ペースの見つけ方 ①心拍数の計測ができる場合>

ランニングウォッチやスマートウォッチはお持ちでしょうか?これらの多くには「心拍数を計測する機能」が搭載されています。

ランニングウォッチの写真

心拍数を確認しながら走ることで、自分に合ったペースを維持しやすくなります。また、ランニングウォッチと連携しているアプリを使うと、ランニングの記録理もできて便利です♪

ランニングウォッチ連携アプリのランニング記録

★自分に合ったペースを知るための心拍数の目安★

👉(220―年齢)×0.65~0.7=苦しくなく効果的な心拍数

となり、これを例えば40歳の方に当てはめると、
(220―40)×0.7=126/分 となります。

この心拍数、1分間で126回の範囲を維持できるペースを、実際に走りながら見つけてみてください。※常にピッタリは難しいので±5くらいまでは許容範囲です。

ランニングが1~2ヶ月続けられて慣れてきたら、(220-年齢)×0.75で計算してもOKです◎→135/分となるので、負荷が1レベルUPします👍

 

<ペースの見つけ方 ②心拍数の計測ができない場合>

次に心拍数の計測ができない場合です。ランニングウォッチやスマートウォッチをお持ちでない方は、スマホのランニングアプリを活用しましょう!無料のアプリでもランニングを行うのに十分な機能を備えています。

ただ、残念ながら心拍数を計測する機能がないため、ご自身の主観を目安にペースを設定することになります。

よくランニングなどの有酸素運動を行うときには、
「隣の人と話ができるくらいの速さ」
「歌を口ずさめるくらいの速さ」
で行いましょう。と言われたりします。

そこで、心拍数が計測できない場合は、この基準を目安にしてみましょう。スマホのランニングアプリなどで、ペースとタイムを確認しながら、例えば「7分30秒/kmであれば歌を口ずさめるけど、7分15秒/kmだと少し苦しくて歌は続けられないな…」といった具合に、実際に走りながらご自分に合ったペースを探るイメージです。

 

自分にあったプログラムのつくり方

自分に合ったペースが見つかったところで、続いては実際に1回のランニングをどのようなプログラム構成で行えばよいか?お話ししていきます。

~自分に合った実施時間で行う~
最初から頑張りすぎて自分の体力以上の時間を走ってしまうと、ランニングで使われる筋肉への負荷が大きすぎてしまいます。

その時の疲れももちろんのこと、翌日の疲労感なども強く出てしまい、そのせいで嫌になってしまうことが多いのです、、、。これまでも、

「ランニングを始めたんですけど、気合入れて1時間頑張ったら膝が痛くなっちゃいました、、、」や「1回走ったら筋肉痛がひどくてもう嫌になっちゃいました、、、」というお声をたくさん聞いてきました。

そこで、少し物足りないくらいから初めて、少しずつランニングの時間を延ばしていく。このような“ステップアップ”で進めていくことをおススメします!以下に全9段階のレベルを4つのステップでプログラム化してみました。ぜひ参考にしていただきつつ、ご自身で調整してみてください♪

<ステップⅠ>
ランニング経験がない方は、
①5分ウォーキング → 2分ランニング ×3セット:合計21分間

②3分ウォーキング → 2分ランニング ×4セット:合計20分間

など、ウォーキングとランニングを組み合わせる方法から始めることをおススメしています。

〈ステップⅡ〉
少しずつ慣れてきたら合計時間はほぼ変えずに、
③2分ウォーキング → 5分ランニング ×3セット:合計21分間

④2分ウォーキング → 8分ランニング ×2セット:合計20分間

⑤2分ウォーキング → 10分ランニング ×2セット:合計24分間

としてみましょう。ここまでの①~⑤は、例えば①を1~2回実施してから②に進むというように、徐々にカラダの使い方などに慣れていきましょう。ランニングの頻度は週に1~2回の実施を目安にしてみてください。

〈ステップⅢ〉
さらに少し余裕が出てきたら、

⑥2分ウォーキング → 10分ランニング ×3セット:合計36分間

⑦2分ウォーキング → 15分ランニング ×2セット:合計34分間

といった感じでランニングの時間を少しずつ延ばしたり、セット数を増やすことで徐々に負荷を上げていきましょう。ステップⅢも週1~2回のランニング頻度を目安に、⑥を2~3回実施して、翌日に強い疲れが残らなければ⑦を2~3回実施するようにしましょう。

〈ステップⅣ〉
ここまでの内容を次の日にあまり疲労感が残らずにできるようになったら、

⑧5分ウォーキング→25分ランニング→5分ウォーキング:合計35分

⑨5分ウォーキング→30分ランニング→5分ウォーキング:合計40分

と少しずつランニング時間を増やしてみましょう。ここでのウォーキングとはウォーミグアップとクールダウンの役割があります。

いかがでしょうか?ここで書いた①~⑨を行う際には、先ほどお話しした「自分に合ったペース」を維持しながら行うことで「効果的で苦しくないランニング」が可能になります。

無理なく連続して30分間走れるようになったら、あとは少しずつ35分、40分、45分と時間を延ばしてみましょう!「大会に出る」などが目的でなく、日々の運動として有酸素運動の効果を得るには45分くらいまで走れれば十分です♪

ランニングウォッチなどを使うと、実施したプログラムの記録も連携しているアプリ内で記録できるので後で振り返る際などに便利です。

ランニングウォッチ連携アプリに表示される1回分のランニングの記録
(この時は1km毎に記録する設定で走りました)

◆番外編◆ ランニングのためのシューズ選び

最後に、これからランニングを頑張ろう!と思って読んでくださっているみなさんに、ランニングを始めるにあたっての準備について簡単にお話させてください。

ランニングのための準備として必要なのは以下の3点です。
①自分に合ったランニングシューズ

②ランニングに適したウェア

③走りやすいランニングコース

その中でもランニングを行う際に最も重要な準備が「①自分に合ったランニングシューズ」です!!

メーカーや流行りのデザインだけで選んだり、ネットで買うのではなく、スポーツショップへ足を運んで、実物を試し履きしながら、店員の方に自分に合っているシューズを選んでもらいましょう!!!

ランニングシューズには、
・これからランニングを始めるor始めたばかりのビギナー向けのもの(初心者)

・ハーフマラソンやフルマラソン完走目指すランナー向けのもの(中級者)

・フルマラソン4時間切り(サブフォー)を目指すランナー向けのもの(中級者)

・フルマラソン3時間切り(サブスリー)を目指すランナー向けのもの(上級者)

など走力に合わせて様々なシューズがあります。また、メーカーによってシューズの横幅などのサイズ感も違います。

ほっしーが使っているランニングシューズ(左下がビギナー向け)
ナイキ、ニューバランスがお気に入りです。

*これからランニングを始めようとしている

*ランニングを始めて少し経つからレベルアップしたい

*ハーフマラソンの大会で完走を目指している

など現在の実施頻度や実施時間なども含めて店員さんに伝えた上で、足のサイズ(長さ、幅、甲の高さなど)を測ってもらって適切なシューズを選びましょう。

これらの条件を確認した上でお気に入りのメーカーやデザインで履いてランニングをしたくなるシューズ選べるとなおヨシ!ですね♪

 

◆まとめ&次回予告

今回は「効果的で苦しくないランニング」行うためのポイントを「ペース」と「プログラム」という点からお話ししてきました。簡単にまとめると、、、

◆効果的で苦しくないランニングに必要なこと

・1kmを何分で走るか?のペースを把握することが大切

・心拍数をペース設定の目安に使用

 (220―年齢)×0.65~0.7 ※慣れてきたら0.75でも◎

・ウォーキングとランニングの組み合わせで無理のない構成から始めて

 少しずつランニングの時間を延ばしていこう

という内容でした。

次回は「軽やかに弾む♪基本のランニングフォーム!」です。今回の記事「ペースとプログラム」と、後編の「ランニングフォーム」を併せて読むことでランニングのことを理解する。

効果的に苦しくなく継続することで効果を実感できる。

結果的にランニングが少しずつ楽しめるようになる。
こんな連鎖を起こせたらと思っております!!!!!!!!

 

~お・ま・け~
前回の記事の最後に出したクイズの答えです♪
Q「ウォーキング」と「ランニング」の違いは??

A「ウォーキング」→両足が同時に地面に設置している瞬間がある

 「ランニング」→常にどちらかの足が宙に浮いている

でした!!!ウォーキングとランニングの違いと言えば「速さ」だと思いがちですが、両者の違いに速さは関係ないんですねぇ。

以上、有酸素運動Loverのほっしーでしたー!☆

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サラダチキンで健康に!! ~健康診断の結果が悪かった皆さまへ~

皆さんこんにちは。たっちーです!今回は昨今ブーム?!のサラダチキンのお話しとなります。サラダチキン、最近だとコンビニでもスーパーでも、色んな味の商品が売っていますので、食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか。むしろ、既にやみつきになっている!という方も多くいらっしゃるかと思います。

では、皆さんは「何のためにサラダチキンを食べていますか?」

我々パーソナルトレーナーだと、どうしても「サラダチキン = 鶏ムネ肉&ササミ = タンパク質!!」、つまり筋トレの強い味方!!となってしまうのですが^^;、メリットはそれだけではありません。実は健康面でも強い味方であるのです。そこで、何を隠そうサラダチキンの大ファン!である私たっちーが、サラダチキンを食することでの健康メリット、その魅力を存分にお伝えしてまいります。

サラダチキンを食べる写真

 

サラダチキンとは?~2つの栄養メリット~

そもそも「サラダチキンって何?」「食べたことない」という方のために、まずはサラダチキンについて説明します。サラダチキンとは、鶏の胸肉(皮なし)やササミを蒸した食品です。いたってシンプルですね(^^) 

思ったよりも柔らかく、パサパサ感も少ないので食べやすい、さらには色んな種類の味があってどれも美味しいです!また、価格も200円くらいで手軽に購入しやすい。というのも嬉しい限りです。

サラダチキンの写真

 そんなサラダチキンの最大の魅力、それが高タンパク】【低脂質】という2つの栄養メリットです。

サラダチキンの栄養成分表示

つまり、、、
・タンパク質が足りない方は、ぜひサラダチキンを食べましょう!

(油物などを食べることが多く)脂質が過多の方は、ぜひサラダチキンを食べましょう!
ということになります。

筋トレ愛好家でもある私としては、もちろん①のタンパク質という点も大きな魅力ですが、これを書き始めると止まらなくなってしまいますので^^;、冒頭でも申し上げたとおり、今回は②の脂質過多⇔健康という点からサラダチキンをオススメする理由をお伝えしてまいります!

 

サラダチキンで健康診断を乗り越えられる理由

「サラダチキンは健康に良い!」と言っても、漠然としていますよね。そこで、この記事をお読みの皆さんでも経験があるかもしれない健康診断の苦い結果?!を題材にお伝えしてまいります。

まず、健康診断などの血液検査で引っかかりやすい項目は、ズバリ!!

・コレステロール値

・中性脂肪

の2つです。お医者様から言われたことがある…という方も多いのではないでしょうか?(ご自身でなくても、例えば「旦那が言われた!」という奥様の声もよく聞きます(^^))この項目に引っかかってしまう主な原因こそ、「脂質」を過剰に摂取していることなのです。健康診断で肥満を指摘される写真

脂質を過剰に摂取することで、血液がドロドロになり、コレステロール値と中性脂肪の数字が高くなります。そうなると、動脈硬化や脳卒中、心疾患などを引き起こす可能性もあり、注意が必要となります。

コレステロール値と中性脂肪の数値を改善するためには「運動」と「食事」、この2つへの取り組みが必要となります。 

 

~運動でコレステロール値、中性脂肪の数値を改善!!~

まずは運動面で必要となる取り組みです。有酸素運動に取り組み、継続していくことを推奨します。有酸素運動を行うことで、血中の脂肪酸がエネルギーとして消費され、脂肪の減少に繋がっていきます。結果、コレステロール値も改善されていきます(コレステロール値の改善に必要な”善玉コレステロール”を増やすためには、ウォーキング、ランニングのような有酸素運動が良いということが研究でも明らかになっています)。
※「有酸素運動って、どうすればよいの?」という方のために、文末に記事をリンクしておきますので、こちらもぜひご覧ください。

有酸素運動に取り組んでいる写真

*ジムではいつも漫画を読みながらバイクをこいでいます(^^)

 

~食事(栄養)でコレステロール値、中性脂肪の数値を改善!!~

続いて、食事面で必要となる取り組みです。これに関しては「脂質を控え、栄養バランスをしっかり整える」ことが必要となります。揚げ物、中華料理、ラーメン、スナック菓子、甘い洋菓子などの高脂質な食事を続けることで、悪玉コレステロールが多くなってしまいます。下の写真のような主食(白米など)、主菜(肉や魚など)、副菜(野菜やキノコなど)、汁物が揃った食事の構成だと、栄養バランスが整い、自ずと脂質を少なめに抑えることが可能です。
※栄養バランスの良い食事に対する考え方の記事も文末にリンクを貼っておりますので、こちらもぜひご覧ください。

主食、主菜、副菜で構成されるバランスの良い食事の写真

しかし、常にバランスの良い食事を考えるのも、なかなか大変ですよね…そんな食事(栄養)面での強い味方になれるお助け食品こそ、主菜にもなり&低脂肪でもあるサラダチキン!!という訳なのです(前置きが長くなり申し訳ございません…)。

 

サラダチキンの弱点と克服方法の伝授!

健康面におけるサラダチキンのメリットをご理解いただけたでしょうか?しかし、そんな優れた食品であるサラダチキンも残念ながら「魔法の薬」という訳にはいきません。ある程度の頻度で食べ続けてこそ効果が出るのです。そこで問題となるのが「飽きる」という点です(;_;)

サラダチキンを食べる写真

今では多くの味の商品が販売されています。私も某コンビニの「焦がしねぎ塩味」が大好きです。それでも食べ続けると飽きます。“サラダチキン”の名の通り、サラダに入れて食べても飽きました。

サラダに入れた写真

つまり「サラダチキンを普通に食べ続けるのには限界がある!」のです。

 

~おすすめ!!サラダチキンの手軽で美味しいお料理~

そこで、ご提案です!サラダチキンの食べ方を工夫してみませんか?つまり、お料理の食材として使ってみることをおすすめします!「忙しくてなかなか料理をする時間がない」「料理なんて面倒」と思っている方もご安心ください。

これが最大のセールスポイント?!とも思っていますが、サラダチキンって何にでも合う!そして手軽!!なのです。

本当です!ということを実証するため?!に、私のおすすめ料理を2つほどご紹介してまいります。

 

①サラダチキンとネギのピリ辛ユッケ

サラダチキンのピリ辛ユッケの写真

■材料
サラダチキン(プレーン味)120g、きざみ長ネギ 3分の1、コチュジャン 小さじ2、豆板醤 小さじ2、砂糖 小さじ1、ごま油 小さじ1、すりおろしニンニク 小さじ1、卵黄 1個

■調理法
・サラダチキンをお好みで小さめにカット

・長ネギをみじん切りにする

・ボウルに長ネギ、コチュジャン、豆板醤、ごま油、すりおろしにんにくを入れて混ぜ合わせる

・サラダチキンに③を掛けて卵黄を載せたら完成!!

辛いものが好きな人にはオススメです!5分もあれば完成しますよ(^^)

 

②サラダチキンとねぎ塩

サラダチキンとねぎ塩の写真

■材料
サラダチキン(プレーン味)120g、きざみ長ネギ 3分の1、砂糖 大さじ1、塩 小さじ1、鶏がらスープの素 小さじ1、白いりごま 小さじ1、ごま油 小さじ1

■調理法
・サラダチキンをお好みで小さめにカット

・長ネギをみじん切りにする

・ボウルに長ネギ、砂糖、塩、鶏がらスープの素、白いりごま、ごま油を混ぜ合わせる

・サラダチキンに③を掛けたら完成!!

濃い味が好きな人にオススメです!意外と白米にも合いますよ👍

 

~ハピネスライター達も「簡単サラダチキン料理」に参戦!!~

「たった2種類の料理じゃ信じられない!」という声が聞こえてきます^^; そこで、我らがハピネスライター陣にも、

「サラダチキンで、何か簡単な料理をつくって~!」

と無茶なお願いしてみました☆彡
結果、、、ラクラクとクリアしてくれた(^O^)/ので、ご紹介します!

👇

料理名:サラダチキンのチーズ焼き

サラダチキンのチーズ焼きの写真

料理人:こーへー

ブロッコリーとサラダチキンの上にとろけるチーズをのせてオーブンorレンジで温めたら完成!!簡単に作れるので忙しい朝にもピッタリです!!

 

料理名:サラダチキンのキムチ和え

サラダチキンのキムチ和えの写真

料理人:けんけん

サラダチキンとキムチとごま油を和えるだけで完成!!ピリ辛でキムチとのマッチは最高!

 

料理名:よだれ”サラダ”鷄

よだれサラダ鶏の写真

料理人:さち

①青ネギ(適量)②醤油(大さじ1)③砂糖(小さじ1)④酢(小さじ2)⑤ごま油(大さじ1/2)⑥ラー油(小さじ1/2)⑦おろしにんにく(チューブ)2センチ⑧おろししょうが(チューブ)2センチ⑨塩(少々)⑩すりごま(適量)⑪唐辛子(適量)⑫水(小さじ2)

①~⑫を混ぜたものをサラダチキンに掛ける。それだけです!サッパリしたものが食べたい時にオススメです!

 

料理名:トマトサラダチキン

トマトサラダチキン

料理人:はぎー

①細かく切ったミニトマト(5つ分くらい)②オリーブオイル(小さじ1)③お酢(大さじ1)④コショウ(多め)⑤クレイジーソルト(適量)

①~⑤を混ぜてサラダチキンにかける。その後にバジルを適量かけたら完成!!簡単で、見た目もなんだかオシャレに見えるのでおススメです!

 

どれも簡単そう、しかも美味そうです!!今回の結果から申し上げたいこと、それは・・・

サラダチキンを使った料理は、何でもアリ!美味しい!料理の食材としても優れもの。
ということです!!!ですので、皆さんもぜひオリジナル料理にチャレンジして、サラダチキンを美味しく食べ続けていきましょう!

 

まとめ

それでは、最後にこの記事について簡単にまとめます。
・健康診断で問題となりやすいのは「コレステロール」と「中性脂肪」の数字。

・「脂肪」に注意!!

・改善への取り組みは「運動」と「食事(栄養)」の2つ。

・有酸素運動に取り組むことで「脂肪の減少」につなげる。

・栄養バランスの良い食事で、脂質の過剰な摂取を抑える。
 (主食・主菜・副菜・汁物で構成される食事だと、自ずと脂質を少なめに抑えられる)

こららに対して、サラダチキンは!
・栄養メリットは2つ。「高タンパク質」に加え「低脂質」でもあるのが魅力。

・主菜にもなるので、栄養バランスを整える食材としても効果的。

・美味しい!安い!但し…サラダチキンとして食べ続けても、いずれは飽きてしまう。

・料理の食材としても優れもの。手軽で簡単、何にでも合う!美味しい!から食べ続けられる!

というお話しでした。

皆さん、ご理解いただけましたでしょうか?サラダチキンを既に愛用されている方も、まだ食べたことがないという方も、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。以上、サラダチキン愛好家のたっちーからのお知らせでした!最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m

 

~関連する記事~

膝の痛みの原因は股関節?! 膝痛を予防&改善しましょう!

皆さんこんにちは、こーへ―です。
散歩やランニングをしている時に、「膝が痛い…」なんて思ったことはありませんか?

その膝の痛み、膝そのものが原因ではないかも、、、。
痛みの引き金になっているのは、実は「股関節」かもしれません!!
股関節周りの筋肉が硬くなり、動きがわるくなってしまい、結果的に膝に負担が来て痛めてしまうケースが多々あるからです。

そこで今回は、膝の痛みと股関節の関係性についてお伝えいたします。原因だけでなく、「股関節の硬さチェック」「予防&改善エクササイズ」も紹介していますので、是非最後までお読みください!!

散歩をしている写真

 

 

膝の痛みが起きるメカニズム

もちろん、膝痛には「膝そのものに問題がある場合」もありますが、今回はタイトルにもあるとおり「膝以外に問題がある」という視点で話しを進めていきます。

膝以外に問題がある代表格としては、X脚、O脚、股関節や足関節など、膝以外の部位が動かしにくくなっていることが引き金となり、膝に痛みが起こるケースです。共通する点として「股関節が動かしにくくなっている」と膝を痛めてしまう可能性があるということです。

~動かすべき関節と、安定させるべき関節の2つ~

ではなぜ、股関節が動かしにくいと、膝の痛みにつながるのでしょうか?その関係性についてお話をさせていただく前に…

皆さんは、人間の関節が2種類に分けられることをご存じでしょうか。
その2種類とは…【動かすべき関節】【安定させるべき関節】の2つです。

これを専門用語だと「ジョイント・バイ・ジョイント」と言います。どういうことか、下の図を使ってご説明いたします。

動かすべき関節と安定させるべき関節の骨格図

赤丸:動かすべき関節 / 青丸:安定させるべき関節

赤の【動かすべき関節】と、青の【安定させるべき関節】は交互に存在し、

・隣り合う関節は互いに影響を与え合います。

・隣り合う関節の【動かすべき関節】が動くとき、

・もう一方の【安定させるべき関節】は支点となる。

結果、スムーズに体を動かすことができます。
つまり、歩くとき【安定させるべき膝の関節を支点】にして【動かすべき股関節を動かす】ということになります。歩行時の股関節と膝の動きの良い例と悪い例の写真

~股関節が動かないと、膝が動き過ぎて痛くなる?~

膝と股関節には密接な関係がある。この点をご理解を頂けたと思いますので、話しを本題に戻します。

股関節が動かしにくくなっているのは、、、
股関節周りの筋肉が硬くなっているからです。

筋肉が硬くなることで、股関節が動きにくくなり、支点であるはずの膝が余分に動いてしまいます。特に股関節の付け根や、前側の部分は硬くなりやすい部位のため、膝痛の原因なりやすいのです。

このように、股関節周りの筋肉が硬いことで動きが悪くなると、股関節をかばうように、膝の関節が余分に動こうとします。

安定させることが役割である膝の関節が動きすぎてしまい、結果として膝の痛みになってしまいます。このようなケースの場合、膝のケアやトレーニングをいくら行っても膝の痛みを改善させるのは難しくなります。ですので、膝の関節だけでなく、股関節のケアやトレーニングが重要になってくるのです!

 

股関節の硬さセルフチェック

股関節周りの筋肉の重要性をご理解いただけましたでしょうか。ということで、皆さんの股関節が硬くなっていないか?セルフチェックをしていきましょう!

今回は特に硬くなりやすい「股関節の付け根」と「股関節の前側」のチェック方法を2つご紹介してまいります。

①股関節 付け根の硬さチェック

まずは、股関節の付け根の筋肉(腸腰筋)硬さチェックします。

【やり方】
・まず、仰向けに寝ます

・続いて、片脚を抱え込み胸に近づましょう付け根の硬さチェックの写真

👇

伸ばしている方の脚が持ち上げっていないか確認してください。もし、脚が持ち上がってしまうと【付け根が硬い】ということになります。脚が持ち上がってしまっているNGな写真

 

②股関節 前側の硬さチェック

次に、股関節の前側(大腿直筋)の硬さチェックしてみましょう。

【やり方】
・まず、うつ伏せに寝ます

・続いて、片膝を曲げ、同側の手でサポートしながら、踵をお尻に付けるように引っ張ります股関節の前側の硬さをチェックする写真

👇

曲げている方の骨盤が床から離れていないか確認してください。もし、骨盤が床から離れていたら【股関節の前側が硬い】ということになります。
※踵がお尻につかない・つま先がつかめない場合も、股関節の前側が硬くなっているということになります。

骨盤が床から離れてしまうNG写真

チェックは以上になります。このテストのどちらか一方、もしくは両方ともNGという結果であれば、柔軟性が低いということになり、普段の生活で膝関節に負担がかかっているかもしれません。

 

股関節の動きを改善するエクササイズ

膝の痛みの予防、改善に向けて【動かすべき関節】である股関節を動きやすくする。そのために!! ここからは、股関節の動きを改善するエクササイズを2つご紹介してまいります。

1.付け根のアクティブストレッチ

まずは、セルフチェックで確認した股関節の付け根の硬さを改善していきましょう!

【やり方】
1)大股で股関節を前後に開き、片膝立ちの姿勢になります。このとき両手は膝の上に置きましょう(※この姿勢が厳しい方は、壁に手を当て、支えられる姿勢でOKです)。片足立ちの姿勢になる写真

2)息を吐きながら上半身を前方に移動させて、膝をついている方の付け根を伸ばしていきます(※このとき上半身が前傾姿勢にならないように注意しましょう)。脚の付け根をストレッチする写真

3)息を吐き切ったら、今度は息を吸いながら元の姿勢に戻ります。

この動きを【左右10回ずつ】を目安に繰り返していきます。

 

2.大腿直筋のストレッチ

次に、股関節の前側、大腿直筋の硬さを改善していきましょう!

【やり方】
1)まずは、うつ伏せに寝ます。

2)続いて、片脚を外側に曲げて、同側の手で抱え込みます。

3)伸ばしている方の膝を曲げて、同側の手でサポートしながら、踵をお尻に付けるように引っ張ります。

4)最後に、前モモに伸び感がある状態で、深い呼吸をしていきましょう。

この動きを【片脚ごとに30秒】おこなっていきましょう。

 

さいごに

「膝の痛み」⇔「股関節」の関係をご理解いただけましたでしょうか。膝に痛みを抱えてらっしゃる方はもちろん、痛みの予防をしたい方は、ぜひ今回のテストとエクササイズを実施してみて下さい!!

また、股関節は膝痛だけでなく「腰痛」や「肩こり」、「猫背」などにも関係があります。ですので、ご紹介したエクササイズは膝に痛みがない方にもおススメです!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。それでは、また次の記事でお会いしましょう!!

 

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